Rainbow Engine

IT技術を分かりやすく簡潔にまとめることによる学習の効率化、また日常の気付きを記録に残すことを目指します。

OracleDB

Linuxサーバ(CentOS6)にOracleDB11gをインストールする(その1)

投稿日:2017年4月24日 更新日:

掲題の通り、LinuxにOracleDB(11g)をインストールする方法について書きます。

■目次

(0)前提条件
(1)インストール要件の確認
(2)ユーザ/グループ作成
(3)Oracle DBソフトウェア入手

(0)前提条件

・VPSの契約が済んでいる
・CentOS6のインストールが済んでいる
一般ユーザの作成が済んでいる

(1)インストール要件の確認

(1-1)メモリー/スワップ領域確認
grep MemTotal /proc/meminfo MemTotal: XX kB 
grep SwapTotal /proc/meminfo SwapTotal: XX kB
(1-2)ディスク領域の確認
df -h

表示結果(例)

Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/vda3 97G 2.3G 89G 3% /
tmpfs 499M 8.0K 499M 1% /dev/shm
/dev/vda1 239M 65M 162M 29% /boot
(1-3)OSの確認
cat /etc/redhat-release #redhatの場合 
cat /etc/centos-release #centosの場合

表示結果(例)

Red Hat Enterprise Linux Server release 5.5 (Tikanga)
CentOS release 6.8 (Final)
(1-4)カーネルの確認
uname -a

表示結果(例)

Linux testsrv 2.6.18-194.el5 #1 SMP Mon Mar 29 22:10:29 EDT 2010 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux

 

(1-5)判定

下記の数値を満たせばOK

確認項目 コマンド 要件
メモリー # grep MemTotal /proc/meminfo 2GB以上
スワップ領域 # grep SwapTotal /proc/meminfo 4GB以上(一般的に物理メモリの2倍)
ディスク領域 # df -h 約6GB(/tmpディレクトリは1GB)
OS # cat /etc/redhat-release Red Hat Enterprise Linux 5.2 以上
カーネル # uname -a 2.6.18以上

目次にもどる

(2)ユーザ/グループ作成

(2-1)グループ作成

インストールに必要となるグループを作成します。

groupadd oinstall
groupadd dba
(2-2)ユーザの作成

“oracle”ユーザを作成し、パスワードを設定します。

useradd oracle
passwd oracle
(2-3)ユーザをグループ追加

oracleユーザのメイングループにoinstall、サブグループにdbaを設定します。

usermod -g oinstall -G dba oracle
(2-4)インストール階層作成

oracle用の階層を作成し、所有者/グループ/パーミッションの設定をします。

mkdir /u01
cd /u01
mkdir app
cd app
mkdir oracle
chown -R oracle:oinstall /u01/app
chmod -R 775 /u01/app

目次にもどる

(3)Oracle DBソフトウェア入手

(3-1)インストーラのダウンロード

Oracle Databse 11g R2 の Linux 用インストーラーを下記サイトからダウンロード。
http://www.oracle.com/technetwork/database/enterprise-edition/downloads/index.htm
・linux.x64_11gR2_database_1of2.zip
・linux.x64_11gR2_database_2of2.zip

(3-2)zipファイルをサーバにUpload&解凍

上記ファイルをサーバーの作業用一時ディレクトリにアップロードし、解凍する。
From:上記ファイルを保存したローカルパス
To:/tmp

アップロードが完了すると、下記のような状態になります。

解凍は下記のコマンドで行います。

unzip linux.x64_11gR2_database_1of2.zip
unzip linux.x64_11gR2_database_2of2.zip
(3-3)インストーラの起動

今回は、GNOMEデスクトップ環境から起動します。
「2.ユーザ/グループ作成」で作成した”oracle”ユーザでログインします。
Computer⇒File System⇒tmp⇒database⇒runInstaller

下記が表示されたら”Run”を選択し進める。

目次にもどる

↓↓「その2」に続く!!

https://rainbow-engine.com/2017/04/24/linux_oracledb_2/

Adsense審査用広告コード


Adsense審査用広告コード


-OracleDB

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

JavaのJDBC接続でjava.sql.SQLRecoverableException: Closed Connectionが発生した時の解決メモ

(0)目次&概説 (1) エラー事象の概要  (1-1) エラーの発生状況  (1-2) エラーメッセージ全文 (2) エラーの原因 (3) エラーの対処方法  (3-1) エラーの修正内容  (3- …

OracleデータベースとSQL Serverを冗長性の機能面での比較検討

(0)目次 (1) 冗長性の機能(Oracle)  (1-1) Oracle RAC  (1-2) Oracle Fail Safe (2) 冗長性の機能(SQL Server)  (2-1) Alw …

OracleDB11gのキャラクタセットを変更する手順について(手順編)

(0)目次&概説 (1) 記事の目的 (2) キャラクタセット変更手順  (2-1) CSSCAN実行の準備   (2-1-1) csminst.sqlファイルの確認   (2-1-2) SQL*Pl …

ORA-03113 end-of-file on communication channelエラーの対処

”ORA-03113 end-of-file on communication channel”の対処法について記述します。 (0) 目次 (1) 解析 (2) 原因 (3) 対策 (4) 解説  ( …

OracleDB11g で新規表領域とスキーマの作成

(0) 目次 (1) 表領域の作成 (2) スキーマの作成 (3) スキーマの接続権限を付与 (4) 用語解説 (1) 表領域の作成 表領域とデータベースファイル(dbf)を以下のコマンドで作成します …

  • English (United States)
  • 日本語
Top