Rainbow Engine

IT技術を分かりやすく簡潔にまとめることによる学習の効率化、また日常の気付きを記録に残すことを目指します。

作業効率化

課題の洗い出し方法の手法をご紹介(7Sのフレームワークを活用)

投稿日:2022年11月24日 更新日:

 

<目次>

課題の洗い出し方法の手法をご紹介(7Sのフレームワークを活用)
 背景・目的
 7Sのフレームワークとは?
 7Sのフレームワークを使った例

課題の洗い出し方法の手法をご紹介(7Sのフレームワークを活用)

背景・目的

何かのテーマに対して課題を洗い出す時に、まずは思いつくものをどんどん並べていくステップが最初にあると思いますが、「網羅性チェック」(漏れている観点は無いか?)や「カテゴライズ」をしようと思った時に、やり方に迷った事はないでしょうか?
本記事ではそうしたシーンで役に立つフレームワークである「マッキンゼーの7S」をご紹介します。

目次にもどる

7Sのフレームワークとは?

●超概要

  • 組織改革における「木を見て森を見ず」を防ぐ目的
  • 組織の全体像と、要素間の連携を捉えるのに有効なフレームワーク
  • 組織の要素を「7つのS」で表し、それぞれの要素間の関係を明らかにする
  • 7つのSはさらに「3つのハード経営資源」と「4つのソフト経営資源」に分解できる

(図111)

目次にもどる

●ポイント

  • 「ハードのS」は比較的に変更が容易
  • 「ソフトのS」は比較的に変更が時間が掛かる
  • 「ハードのS」と「ソフトのS」は整合性を持っている事が重要

(表)7Sの要素一覧

分類 要素 内容
ハードのS(組織構造) (1)戦略(Strategy) 目標達成/競争優位性維持のための、事業の方向性や経営資源の配分計画
ハードのS(組織構造) (2)組織(Structure) 組織の形態や構造。指揮命令系統(レポートライン)、職務権限などを分析
ハードのS(組織構造) (3)システム(System) 社内の制度の構造。例えば予算管理、人事評価、給与体系、人材育成、情報伝達、会計制度など、組織運営に必要な仕組み
ソフトのS(人) (4)共通価値観(Shared Value) 理念、行動指針。社員で共通認識を持つべき会社の価値観
ソフトのS(人) (5)スキル(Skill) 競合と比較して優位な点。営業力、技術力、マーケティング力など組織に備わっている能力
ソフトのS(人) (6)人材(Staff) 組織に属する「人」そのもの。社員や経営者など個々の人材の能力
ソフトのS(人) (7)スタイル(Style) 組織文化、企業風土。トップダウンかボトムアップかなど

目次にもどる

7Sのフレームワークを使った例

実際に課題をはめて見た例を掲載します。
(※注意)あくまで一例であり、実在の会社組織とは関係ありません
(図121)

はめた上で眺めて、線で繋がる所でしっかり整合性が取れているかをチェックします。
(例)【戦略】クラウドサービスのコンサル × 【スキル】オンプレミスのシステム構築 = ▲不一致

目次にもどる

Adsense審査用広告コード


Adsense審査用広告コード


-作業効率化
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

複数のテキストデータ(.txtや.xml)から特定の単語を一括検索する方法

今回のテーマは「あるフォルダ内の複数のテキストデータ(.txtなど)について、その中身を開かずに特定の単語・キーワードを検索する方法」について記載します。 (0)目次&概説 (1) Windowsの場 …

  • English (United States)
  • 日本語
Top