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OracleDB

ORA-28000エラーの解除方法と発生原因について

投稿日:2020年9月16日 更新日:

<目次>

(1) 記事の目的
 (1-1) エラー概要
 (1-2) エラー原因
 (1-3) エラー対策

(1) 記事の目的

(1-1) エラー概要

SQLDeveloperを使ってOracleDBに接続しようとした際に、正しい接続情報を入力しましたが次のエラーが起きました。

ステータス:失敗 -テストが失敗しました:ORA-28000: the account is locked

(※注)上記は「接続」ではなく「テスト」押下時のメッセージ例ですが、内容的は同じです

(図111)

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(1-2) エラー原因

エラーメッセージに記載されている通り、アカウントがロックされてしまった事が原因です。次の(1-3)でその解除方法を紹介します。

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(1-3) エラー対策

①SQL*Plus実行ファイルの検索
コマンドプロンプト(cmd)を開いて、次のコマンドを実行してSQL*Plusの実行ファイル(sqlplus.exe)の場所を検索します。

> where sqlplus*

(図131)①

②階層を移動
先ほど調べた階層にcdコマンドで移動します。

(図131)②

> cd [上記①で調べたパス]

③SQL*Plusへ接続
次のコマンドでSQL*Plusに接続します。SYSユーザにSYSDBA権限で接続するという意味です。”change_on_install”はSYSユーザのパスワードです。

> sqlplus sys/change_on_install as sysdba

(図131)③

④ロックされたユーザの確認
次のSELECT文でロックされているユーザーを確認します。

select username, account_status, lock_date from dba_users
where account_status <> 'OPEN';

(図131)④

照会結果が次のように表示されます。結果からSYSTEMユーザーがLOCKEDのステータスになっている事が読み取れます。
LOCKED(TIMED)の場合は、誤ったパスワードが複数回入力されたため、安全のためにロックしたという意味です。参考までに、パスワード失効の場合は「EXPIRED(GRACED)」と表示されます。

(図131)⑤

⑤ロック解除
次のALTER文でユーザーのロックを解除します。「ALTER USER」でDBのユーザーに変更を加える、という意味で「ACCOUNT UNLOCK」でロック解除を意味しています。
(図131)⑥

> alter user SYSTEM account unlock;

⑥接続チェック
再度、エラーとなった接続を試します。左下に「ステータス:成功」と表示されているのでOKです。
(図131)⑦

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