(1) バッチでフォルダやファイルの存在チェックを行う方法~if exist文の活用~
(1-1) バッチでフォルダの存在チェックを行う方法
(1-2) バッチでファイルの存在チェックを行う方法
(1) バッチでフォルダやファイルの存在チェックを行う方法~if exist文の活用~
(1-1) バッチでフォルダの存在チェックを行う方法
■構文
「if exist文」を使って存在チェックを行います。
if exist "[フォルダパス]" ( [存在した場合、何かの処理] ) (例) if exist "C:\Temp2\TempFolder\" ( [存在した場合、何かの処理] )
(補足)
[フォルダパス]をダブルクォーテーション「”」で囲っている理由は、万が一パスに半角スペース等が混入した際でも正常に処理できるようにするためです。
■サンプルプログラム
バッチでフォルダの存在チェックを行うプログラムです。
FOLDER1には実在するフォルダパスを与えてif existの分岐を確認して、FOLDER2には存在しないパスを与えることでelse分岐の確認をしています。
@echo off echo #### Test1 set FOLDER1=C:\Temp2\TempFolder\ if exist "%FOLDER1%" ( echo Folder1 Exists ) else ( echo Folder1 Does Not Exist ) echo #### Test2 set FOLDER2=C:\Temp2\TempFolder_2\ if exist "%FOLDER2%" ( echo Folder2 Exists ) else ( echo Folder2 Does Not Exist )
■実行結果サンプル
(図111)
(1-2) バッチでファイルの存在チェックを行う方法
■構文
ファイルの場合でも、フォルダの存在チェックと同じ方法で実施できます(※[フォルダパス]⇒[ファイルパス]に変更になったのみ)
if exist "[ファイルパス]" ( [何かの処理] ) (例) if exist "C:\Temp\TempFolder\File1.txt" ( [何かの処理] )
■サンプルプログラム
バッチでファイルの存在チェックを行うプログラムです。
FILE1には実在するファイルパスを与えてif existの分岐を確認して、FILE2には存在しないパスを与えることでelse分岐の確認をしています。
echo #### Test3 set FILE1=C:\Temp2\TempFolder\File1.txt if exist "%FILE1%" ( echo File1 Exists ) else ( echo File1 Does Not Exist ) echo #### Test4 set FILE2=C:\Temp2\TempFolder\File2.txt if exist "%FILE2%" ( echo File2 Exists ) else ( echo File2 Does Not Exist )
■実行結果サンプル
(図121)
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