<目次>
(1) Exchange Onlineとは?
(1-1) 概要/特徴
(1-2) Exchange Onlineを使える人は?
(1-3) Exchange Online利用開始までの主な設定(推察)
(1-4) 参考:一般的な組織のアーキテクチャ(推察)
(1) Exchange Onlineとは?
Microsoft Exchange Onlineについて、調べた内容を備忘でメモを残します。
(1-1) 概要/特徴
Microsoft Exchange Onlineは法人向けの「セキュアなメール(の送受信のためのプロトコル)」と「予定表」のサービス。
(ユーザー観点)
・様々なデバイスから利用可能
→スマホやタブレットでも利用可能
・メール、連絡先、予定表を全て集約
→同僚の予定、会議室の予定を検索でき、会議調整の時間を大幅に削減
→お互いの予定を「共有」する事で、スムーズなスケジュール調整を実現
(システム観点)
・全社のメールを1つのデータベースに集める
・高セキュリティ、高稼働率(99.9%)を実現
(1-2) Exchange Onlineを使える人は?
●結論:Microsoft 365の「For Buisness」プランに申し込んでいる人が使えます
→後は、組織の管理者がその設定さえしていれば利用できるはずです。
(図131①)
↓家庭用のものには、Exchangeのアイコンがありません
(図131②)
●ご自身のプランが「For Buisness」かどうかの確認方法は?
・①Office 365にログイン→右上のアイコン選択→「Microsoftアカウント」を選択
(図132①)
↓
・②申込み中のプランが表示される
(図132②)
●ご自身のOutlookアカウントがExchangeに対応したアカウントか?の確認
ご自身のアカウントがどれに該当するか?はOutlookの「ファイル」メニューを選択して確認します。
(図133①)
↓
・③Exchangeとそうでない場合の例です。
(図133③)
(1-3) Exchange Online利用開始までの主な設定(推察)
●①Microsoft 365 管理センター(旧Office 365 管理センター)にて設定を行う
→ユーザー登録、グループ登録、ロール登録などを実施
(URL)
※新画面
(図141①)
(1-4) 参考:一般的な組織のアーキテクチャ(推察)
Microsoft 365に申し込むと、Azure Active Directoryの一部機能も利用可能になります。基本的にユーザーの管理(追加、変更、削除など)はMicrosoft 365側の管理画面から実施していく形になります。
(図121)
●Microsoft 365とAzure Active Directoryの関係
・Microsoft 365を使っているなら、Azure Active Directoryも利用可能である
・Azure Active Directoryはユーザーの認証を管理します。
・もしAzureの他のサービスを使いたい場合、このMicrosoft 365に付いているAzure ADを活用できる
●組織のユーザーの追加について
・「Microsoft 365管理センター」でユーザー追加、ロール設定などが出来ます。
・Azure AD側でもユーザー追加は出来るが、Microsoft 365のライセンス付与は不可
→ライセンス付与はあくまで「Microsoft 365管理センター」で行う
→しかも、同じユーザー登録でも「Microsoft 365管理センター」の方が詳細に入力できる(例:オフィス住所とか)
→Azure AD側ではcsv等からユーザーの一括登録が可能
(図122①)