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JP1

日立JP1をLinuxサーバにインストールする手順

投稿日:2017年12月30日 更新日:

 

JP1評価版(ジョブスケジューラ)インストール簡易手順書です。

(0)目次

(1) 必要な資産の入手
(2) インストールの事前準備
(3) インストーラーの操作#1
(4) インストール後のセットアップ
(5) インストーラーの操作#2
(6) 疎通確認

(1) 必要な資産の入手

(1-1) 日立のWebサイトから必要な資産をダウンロードする

1.以下のJP1評価版のWebページにアクセスします。
 http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/jp1/products/evaluate/1100/index.html#v11tab2

2.「ダウンロード」を押下→方針に「同意」→必要情報の入力する。

3.「ジョブ管理 ジョブスケジューラー(Linux)ダウンロード」をダウンロードする。
(種類が沢山ありますが今回は「ジョブスケジューラー (Linux)」を選ぶ)

4.公式マニュアル(ジョブ管理)も必要に応じてダウンロードする。
 http://itdoc.hitachi.co.jp/Pages/document_list/manuals/jp1v11.html
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(2) インストールの事前準備

(2-1) 必要ファイルをサーバにアップロードする

(a)ダウンロードした媒体”JP1AJS_1110L.zip”を「サーバ#1」(Linux)の任意階層にアップロード。
  →Tera TermのSecure File Copy機能でアップロードします。

(b)「サーバ#1」にアップした「JP1AJS_1110L.zip」を解凍する。
●実行コマンド

//unzipコマンド
[user@host ~]# unzip /media/JP1AJS_1110L.zip

●想定結果

//unzip実行結果
Archive:  JP1AJS_1110L.zip
  inflating: JP1AJS_1110L/JP1AJS_1110L_P1.iso
  inflating: JP1AJS_1110L/JP1AJS_1110L_P2.iso
  inflating: JP1AJS_1110L/JP1AJS_1110L_R.iso

(2-2) メディア媒体をマウントする

(a)媒体をマウントする
●実行コマンド

//マウントコマンド
[user@host ~]# /bin/mount -r -o mode=0544 /media/JP1AJS_1110L/JP1AJS_1110L_P1.iso /mnt/cdrom
//実行結果の確認コマンド
[user@host ~]# mount

●想定結果

//以下の行が表示されている
/media/JP1AJS_1110L/JP1AJS_1110L_P1.iso on /mnt/cdrom type iso9660 (ro,relatime,mode=0544)

(2-3) 日立PP Installerの起動

次のコマンドを実行して起動する。
●実行コマンド

//Hitachi PP Installerの起動コマンド
//"XXXX"は利用するOS毎に異なる。私の場合はLinuxのためXXXX=linuxとなる。
[user@host ~]# /mnt/cdrom/XXXX/setup /mnt/cdrom

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(3) インストーラーの操作#1

(3-1) JP1/AJS3 Baseのインストール@サーバ#1

(a)初期画面で「I」を入力する
 →インストールできるプログラムの一覧が表示されます。

(b)インストールする JP1/AJS3 シリーズプログラムを選択し,「I」を入力する。
 →選択したプログラムがインストールされます。

(c)画面の指示に従いインストールを進め、正常終了を確認する。
 →「Installation Completed」の文言が表示される


(3-2) JP1/AJS3 Managerのインストール@サーバ#1

(a)初期画面で「I」を入力する
 →インストールできるプログラムの一覧が表示されます。

(b)インストールする JP1/AJS3 シリーズプログラムを選択し,「I」を入力する。
 →選択したプログラムがインストールされます。

(c)画面の指示に従いインストールを進め、正常終了を確認する。
 →「Installation Completed」の文言が表示される

補足
Cent OSのバージョンによっては以下のエラーが出ることがある。
私はこのエラーを回避するためにCent OSを一つ古いバージョンにして入れなおしました。

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(4) インストール後のセットアップ

(4-1) JP1/AJS3 Baseのセットアップ@サーバ#1

(a-1)使用する認証サーバを指定する

以下のコマンドで使用するサーバを認証します。
●実行コマンド

[user@host ~]# cd /opt/jp1base/bin/
[user@host ~]# ./jbssetusrsrv [Your Server Name]

 ●想定結果

//以下のように表示される
KAVA1703-I	Setup of the authentication server (SSOSY0813) finished.

(b)JP1 ユーザーを登録する

●実行コマンド

[user@host ~]# /opt/jp1base/bin/jbsadduser [追加するユーザ名] 

●実行結果

KAVA5022-E  The authentication server SSOSY0813 is either not running or not responding.
Failed.


●エラー修復コマンド
JP1/Baseが起動していない旨のエラーが出たため、起動コマンドを実行します。

//起動コマンド
[user@host ~]# /etc/opt/jp1base/jbs_start.model
//停止コマンド
[user@host ~]# /etc/opt/jp1base/jbs_stop.model
//起動確認コマンド
[user@host ~]# /opt/jp1base/bin/jbs_spmd_status
[user@host ~]# /opt/jp1base/bin/jevstat

●再実行コマンド

//先にユーザを一度削除	
[user@host ~]# /opt/jp1base/bin/jbsrmuser [削除するユーザ名]
//ユーザを再作成	
[user@host ~]# /opt/jp1base/bin/jbsadduser [再追加するユーザ名]

●想定結果

//以下のように表示される
Successful.

(c)JP1 権限レベルを設定する

JP1 ユーザーに対し,JP1/AJS3 で処理を定義・実行するための権限レベル(「JP1 資源グループ」と「JP1 権限レベル」)を定義します。

●実行コマンド

[user@host ~]# vi /etc/opt/jp1base/conf/user_acl/JP1_UserLevel

ファイルは「JP1 ユーザー名:JP1 資源グループ名=JP1 権限レベル名」の形式で記載されており、各自必要に応じて権限を設定します。編集後、JP1/Base を再起動するか,または jbs_spmd_reload コマンドを実行します。

●実行コマンド

[user@host ~]# /opt/jp1base/bin/jbs_spmd_reload

●想定結果

KAVB3680-I Reload processing for JP1_BASE has started.
KAVB3681-I The reload command terminated normally

(d)ユーザーマッピングを設定する

登録した JP1 ユーザーに対して,OS ユーザーをマッピングします。
ジョブを実行させたり,JP1/AJS3 -View からログインしたりするためにこの設定が必要です。
(既にデフォルトで『[追加したユーザ名]:*:root』のように初期設定されています)
(d-1)定義ファイルの確認
(d-2)定義ファイルの編集
●実行コマンド

[user@host ~]# cd /etc/opt/jp1base/conf/user_acl/
[user@host ~]# vi jp1BsUmap.conf

(d-3)定義の記述が終了したらファイルを閉じ,次のコマンドを実行する。
●実行コマンド

[user@host ~]# /opt/jp1base/bin/jbsmkumap -f /etc/opt/jp1base/conf/user_acl/jp1BsUmap.conf

●想定結果

//以下のように表示されること
KAVA0656-I  jbsmkumap has started. (definition file name = /etc/opt/jp1base/conf/user_acl/jp1BsUmap.conf, logical host name = )
************
  Success
************


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(5) インストーラーの操作#2

(5-1) JP1/AJS3 Web Consoleのインストール@サーバ#1

(a)日立PP Installerを起動する

 →インストーラーの初期画面が立ち上がる

//Hitachi PP Installerの起動コマンド
[user@host ~]# /mnt/cdrom/x64lin/setup /mnt/cdrom

 

(b)初期画面で「I」を入力する。

 →インストールできるプログラムの一覧が表示されます。

 

(c)画面の指示に従いインストールを進め、正常終了を確認する。

 →「Installation Completed」の文言が表示される

 

(5-2) JP1/AJS3 – Web Console のセットアップ@サーバ#1

(g)JP1/AJS3 – Manager の設定

Web Console サーバを使用する場合,Web Console サーバと接続する JP1/AJS3 – Manager の設定が必要です。なお、セットアップには,スーパーユーザーの実行権限が必要です。

(g-1)JP1/AJS3 のサービスを停止する。
●実行コマンド

[user@host ~]# /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop
[user@host ~]# /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status


(g-5) ファイアウォールを通過するための設定をする。
(g-7)JP1/AJS3 を起動する。
●実行コマンド

//スクリプトを実行して,JP1/AJS3サービスを起動する。
[user@host ~]# /opt/jp1ajs2/bin/ajsqlstart
[user@host ~]# /opt/jp1ajs2/bin/ajsqlftpstart
//起動確認コマンド		
[user@host ~]# /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status

(h) JP1/AJS3 サービス(JP1/AJS3 – Manager)の自動起動を設定する

(h-1) 次のファイルを vi などのエディターで開く
●実行コマンド

//  /etc/opt/jp1ajs2/jajs_startスクリプトを任意のファイルにコピーする。				
[user@host ~]# cp -p /etc/opt/jp1ajs2/jajs_start /etc/opt/jp1ajs2/jajs_start_bkup		

//コピーしたスクリプトをviエディターで開き,コメントアウトされた行を解除する。				
[user@host ~]# vi /etc/opt/jp1ajs2/jajs_start

(h-2) ファイル(自動起動用シェルスクリプト)中の,次の赤下線部分を削除する。
●実行コマンド

: # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd > /dev/null 2>/dev/null



(h-3) 自動起動用シェルスクリプトの中から,文字列「unset LC_MESSAGES」を検索する。
(h-4) 検索した行の前に,次の記述を追加する。

JP1_HCCNETSOCK=JP1_AJS
export JP1_HCCNETSOCK


(h-5) 再起動して設定を反映

●実行コマンド

[user@host ~]# /etc/opt/jp1ajs2/jajs_start
(i) ajscdinetd プロセスを起動するための設定(定義ファイルを変更していない場合)

(i-5)services ファイルに ajscdinetd プロセスが使用するポート番号を追加する。
●実行コマンド

jp1ajs3cdinetd 22250/tcp # JP1/AJS3 - Web Console
// JP1/AJS3 Web Application Serverの起動
[user@host ~]# /etc/opt/jp1ajs3web/jajs_web

(j)ログイン

各自、設定したIDとパスワードでログインする。
ログインURL: http://[Host Name]:22252/ajs/login.html


(5-3) JP1/AJS3 Viewのインストール@サーバ#2(Windows)

1.以下のJP1評価版のWebページにアクセスします。

 http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/jp1/products/evaluate/1100/index.html#v11tab2

2.「ダウンロード」を押下→方針に「同意」→必要情報の入力する。
3.「ジョブ管理 ジョブスケジューラー(Windows)ダウンロード」をダウンロードする。
4.インストーラーを起動する。


5.インストーラの指示に従いインストールを進める


6.ファイアウォールの設定

(6-a)設定ファイルの準備
設定ファイルをfirewalld以下のディレクトリ構成を保ったまま、/etc直下にコピーします。CentOS7でfirewalldの設定変更する場合はこの対応が必要です。

[user@host ~]# cp /usr/lib/firewalld/services/http.xml /etc/firewalld/services/http.xml

 (6-b)設定ファイルの編集
 →設定ファイルに今回利用するポート番号を追加します。

[user@host ~]# vi /etc/firewalld/services/http.xml

http.xmlに追加する文言

<port  protocol="tcp" prot="20224">



(6-c)設定ファイルの更新反映

[user@host ~]# systemctl reload firewalld

 
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(6) 疎通確認

→ログイン確認


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