(1) つみたてNISAの対象商品&おすすめの投資商品について
(1-1) 対象商品の種類
(1-2) お勧め投資信託商品
(1-3) 最後に
(1) つみたてNISAの対象商品&おすすめの投資商品について
前回に引き続き、今回もつみたてNISAについてまとめていきます。前回は『つみたてNISAとは』でしたが、今回は実践に必要な『つみたてNISAの対象商品』がテーマです。
(1-1) 対象商品の種類
つみたてNISAで運用出来る投資信託は、約200本弱あります。内訳ですが、大半は「公募株式投資信託」と少しの「ETF(上場株式投資信託)」で出来ています。
■公募株式投資信託
公募株式投資信託とは、不特定多数の投資家に向けて販売する公募投資信託のうち、約款に株式投資が出来ると記載してあるものです。こちらは更に、インデックス型とアクティブ型に分類出来ます。
インデックス型とは、日経平均株価や東証株価指数等、特定の指数と同じ値動きをするよう設計されており、読み取りやすい・分かりやすい商品です。一方のアクティブ型は、指数の動向よりも更に利益が出るよう運用会社が特定の銘柄を選んで投資するもので、動向を見ていないと損失が発生する事もあります。
更にインデックス型の中には、バランス型と呼ばれる商品が含まれます。株式だけでなく、債券や不動産等の複数の資産や市場にバランス良く投資する投資信託で、国内外も対象です。国内株式と国内債券の2つの資産に分散しているものや、外国株式や外国債券を加えた4つの資産に分散しているものもあります。例えば外国株式が下落しても債券で補ったりする為、分散効果により比較的リスクを低く抑えられますが、その分リターンも低いと言えます。
■初心者へのオススメ
投資信託に詳しくない初心者でリスクを最小限にしたい場合、仕組みが簡単なインデックス型でバランス型中心を選択すると良いかと思います。
(1-2) お勧め投資信託商品
対象商品に関する知識を入れたところで、お勧めする実際の投資先をご紹介します。個人的に有利だと思う低コスト商品を中心に挙げていきます。
■ニッセイ外国株式インデックスファンド 運用会社:ニッセイアセットマネジメント
インデックス型で日本を除く主要先進国の株式に投資します。購入・換金時の手数料が無料、信託手数料も0.1%と低い点も魅力です。
https://www.nam.co.jp/fundinfo/ngkif/main.html
■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 運用会社:三菱UFJ国際投信
インデックス型で主として対象インデックスに採用されている米国の株式に投資します。原則として為替ヘッジは行いません。こちらも信託手数料は0.1%です。
https://emaxis.jp/fund/253266.html
■eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)運用会社:三菱UFJ国際投信
バランス型で日本を含む先進国及び新興国の株式に投資します。原則として為替ヘッジは行いません。信託手数料は0.11%となっています。
https://emaxis.jp/fund/253425.html
(1-3) 最後に
いかがでしたでしょうか?つみたてNISAの基本について、2つの記事に渡ってまとめてきました。FXや株式投資等、知識や時間が必要なものはハードルが高いですが、つみたてNISAは初心者向けに出来ています。コロナで先行き不安の今、一緒にゆるくお金を増やしていきませんか?