Rainbow Planet (GT×IT×SP×SA)

IT技術を分かりやすく簡潔にまとめることによる学習の効率化、また日常の気付きを記録に残すことを目指します。

01_IT技術 (Technology)

OracleデータベースとSQL Serverを冗長性の機能面での比較検討

投稿日:2019年5月12日 更新日:

(0)目次

(1) 冗長性の機能(Oracle)
 (1-1) Oracle RAC
 (1-2) Oracle Fail Safe
(2) 冗長性の機能(SQL Server)
 (2-1) Always on FCI(Failover Cluster Instance)
 (2-2) Always on 可用性グループ

(1) 冗長性の機能(Oracle)

(1-1) Oracle RAC

(※Active-Active構成)
複数のインスタンスで1つのDBを共有する。一つのノードで障害が起きても、別サーバーに処理を引き継ぎ(フェイルオーバー)できる。Active-Active構成のため、常に全インスタンスが起動しており、待機系のサーバーは不要です。

目次にもどる

(1-2) Oracle Fail Safe

(※Active-Standby構成)
Windows Serverにおける冗長化機能。WSのMicrosoft Cluster Serviceと組み合わせて使い、障害が発生したら、別サーバーでDBを再起動する。

平常時は2台のディスクに2台のサーバーが接続されており、各ディスクは両方のノードにアクセス可能な状態になっています(Active-Standby構成)。ただし、MSCSによりある時点でディスクを所有・アクセスできるのは1つのノードのため、2つのノードが同時にディスクアクセスは不可。

(1)検知・起動
あるノードで障害が発生すると、リソース再起動ポリシーに従い再起動が行われます(例:100秒に1回)。再起動が出来ない場合はフェイルオーバーポリシーが適用され、自動的にもう一方のノードにフェイルオーバーします。接続には仮想アドレスを利用しているため、接続先情報の変更なく切り替えが可能です。ただし、RACと比較すると切替えには時間が掛かってしまうのと、待機系のサーバーが別途必要になる点があります。

目次にもどる

(2) 冗長性の機能(SQL Server)

(2-1) Always on FCI(Failover Cluster Instance)

(※Active-Standby構成)
複数のノードから一つのディスクにアクセスしており、ノード(サーバー)で障害が発生したら、他のノードに切り替えして処理を継続します。前のバージョンの機能では「フェイルオーバー」の機能に相当します。

(1)検知・起動
WSFCがサーバー間のネットワークやディスクI/Oを監視して、障害検知を行います。障害が検知されると、サービスの再起動やインスタンスの切替え(フェイルオーバー)がなされます。

(備考)
WSFC(Windows Server Failover Clustering)上で動作します。

目次にもどる

(2-2) Always on 可用性グループ

SQL Server2012からの機能で複数のSQL Serverグループ(可用性グループ)を仮想的に1台に見せることが出来ます。どれか1つのグループが正常に動作していれば、断絶なく業務継続が可能です。データレプリケーション機能を持ち、共有ディスクを必要としないクラスター構成が可能です。前のバージョンの機能では「ミラーリング」に相当し、以下に示すようなパラメーターを設定します。

・データ同期モード
「非同期コミットモード」は災対環境等に適しており、レプリカが遠隔地に分散する際などに有効です。一方で「同期モード」は可用性が高まる反面、処理遅延が発生する欠点があります。同期コミットのレプリカ数は、プライマリを含めて上限3つまでです。

・フェイルオーバーモード
フェイルオーバーを自動・手動・強制のいずれかで行うかの設定です。自動・手動はいずれもメンテナンスなど管理目的で実行されるもので、セカンダリレプリカが同期されている場合のみ行う事ができます。一方で強制は災害復旧等の目的で使用され、セカンダリレプリカが非同期でもフェイルオーバーが実行できます(データロスト有り)

・アクティブ/セカンダリ
プライマリサーバーかセカンダリサーバーかを設定します。

・セカンダリのバックアップ
セカンダリのレプリカを読み取り専用にするか、バックアップの取得を可能とするか?

目次にもどる

以上です。

Adsense審査用広告コード


Adsense審査用広告コード


-01_IT技術 (Technology)

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

Linuxの”No space left on device”エラーの対処方法

(0)目次&概説 >(1) 障害・不具合の概要 >(2) 障害・不具合の原因 >(3) 障害・不具合の対処 (1) 障害・不具合の概要 Linuxでファイルを作成した時などに”No spa …

複数のテキストデータ(.txtや.xml)から特定の単語を一括検索する方法

今回のテーマは「あるフォルダ内の複数のテキストデータ(.txtなど)について、その中身を開かずに特定の単語・キーワードを検索する方法」について記載します。 (0)目次&概説 (1) Windowsの場 …

WindowsのcmdからJavaファイルを作成・コンパイル・実行する方法

“Windows”の「コマンドプロンプト」からJavaファイルを作成・コンパイル・実行する方法について記述します。今回の操作は全てコマンドラインインターフェイスから実施いたしま …

サーブレットとは?その役割やHelloWorldサンプルコードのご紹介

(0)目次&概説 (1) サーブレットの基本  (1-1) サーブレットとは?  (1-2) サーブレットの前身技術との比較  (1-3) サーブレットとJSPの違い  (1-4) サーブレットのHe …

Linux基礎コマンド(第4回) viエディタの操作・ログの取得

初めてLinuxを触る人向けにTeraTermのログイン方法からコマンドを入力する方法まで数回にわたり解説していきます。本記事はその第4弾で、viエディタの使い方を簡単に紹介します。第1弾の記事はこち …

Top