表題の内容について備忘メモを書きます。
■目次
(0)リダイレクトとは
(1)旧ページのURLを控える
(2)リダイレクトの設定をする(.htaccessの編集)
(3)パーマリンクの変更
(4)確認テストをする
(0)リダイレクトとは
Webページを訪れたユーザに別のURLを自動で見せるための仕組みをリダイレクトと呼びます(ステータスコードは「301」)。通常はURLを変更すると、それまでの検索評価は失われますが(Googleからの評価はリセットされる)、リダイレクトを行う事により検索評価を失う事なく、ユーザを新しいURLのページへ導く事が可能です。
(処理の流れ)
1.「クライアント」→「サーバ」へ、POSTメソッド(*注1)で旧URLの表示要求を行う。
2.「サーバ」→「クライアント」へ、リダイレクトの応答を行い新URLに遷移するよう指示を出す
3.「クライアント」→「サーバ」へ、GETメソッドで新URLのページの表示要求を行う(自動処理)
4.「サーバ」→「クライアント」へ、新URLのページを返却する。
(*注1)クライアント(From)からWebサーバ(To)へのHTTP通信を用いたリクエスト通信の一つ。
(転送方式)
大きく分けて2通りあり、1つ目はユーザが旧URLにアクセスと同時に指定ページ(新URL)に遷移させる方法で、2つ目はURL変更の案内ページを経由して転送する方法です。使い分けとして、旧URLを廃止予定なら2つ目の対応を取るのが望ましく、逆に旧URLを恒久的に使い続けるなら1つ目の対応でも問題ありません。
(1)旧ページのURL
設定変更後にリダイレクトが正常に機能しているかどうかテストするためにも、変更前のURLをメモしておきます。
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(2)リダイレクトの設定をする(.htaccessの編集)
リダイレクトの設定は「.htaccess」ファイルに記述します。編集は以下の手順で行います。
1.Tera Term/WinSCP等でWordpressのインストールされているサーバに接続する。
→以下はWinSCPの例
2.目的の”.htaccess”ファイルを探す。
→WinSCPの検索機能が便利です。
(*私の場合,以下のディレクトリに格納「/[各自のドメイン名]/public_html」)
3.リダイレクトのコマンドを記述
→以下の構文説明に沿って記述します。
//構文説明 //①Redirect // →リダイレクトの定型句 //②permanent // →301リダイレクトの時に指定する(恒久的なリダイレクト) //③/2016/04/09/linux_user/ // →転送元ディレクトリ(スラッシュ ( / ) 以降のURLを記述) //④https://rainbow-engine.com/create-linux-user/ // →転送先URL(httpなど から始まるURL全体を記述) Redirect permanent /2016/04/09/linux_user/ https://rainbow-engine.com/create-linux-user/
(3)パーマリンクの変更
WordPressの管理コンソールにログインし、パーマリングの設定を変更する。
(4)確認テストをする
手順1でメモした旧URLをクリックし、正常にリダイレクトするか確認します。意図したページに遷移し、なおかつURLも新しいURLに変換されていればOKです。以下、私の例です。どちらのURLをクリックしても同じURLに飛ぶはずです(もしそうならなかったら、教えてください(笑))。
◆旧URL
https://rainbow-engine.com//2016/04/09/linux_user/