(1) ASP.NETの単体テストプロジェクトを新規に作成する方法
(1-1) ASP.NET MVCにおける単体テスト機能について
(1-2) ASP.NET MVCにおける単体テストの実施手順
(1) ASP.NETの単体テストプロジェクトを新規に作成する方法
(1-1) ASP.NET MVCにおける単体テスト機能について
「単体テスト」は各ユニット単位で行うテストで、そのユニット単独で正しく動作するか?を確認する目的のテストです。システム開発においては必ず単体テストを行ってから、モジュール間の結合を実施します。テスト対象の「ユニット」は具体的には以下のように定められる事が多いです。
・手続き型言語の場合:ファンクションやプロシージャ単位
・オブジェクト指向言語の場合:インターフェイスやクラス単位など(メソッド単位の場合もある)
(1-2) ASP.NET MVCにおける単体テストの実施手順
(1-2-1) 新規プロジェクトの作成
①作成画面を開く
VisualStudioを開き「新しいプロジェクトの作成」を選択
(図121)①
②種類は「C#」「Windows」「Web」等で絞り込み、「ASP.NET Webアプリケーション(.NET Framework)を選択します
(図121)②
③任意のプロジェクト名や保存場所等を指定します
④新しいASP.NET Webアプリケーションを作成
この設定はASP.NETのサブフレームワークである「Webフォーム」や「ASP.NET MVC」や「ASP.NET Web API」等を導入するためのチェックボックスです。
(1-2-2) 新規プロジェクトの全体像
作成されたソリューション配下にプロジェクトが2つ含まれていると思います。上のプロジェクトが通常のASP.NET Webアプリで、下のプロジェクトがその単体テスト用のプロジェクトです。
[指定したプロジェクト名].Tests
(図122)①
ASP.NET Webアプリのプロジェクトは、MVCのテンプレートを使って作ったため、予めControllerやView等のサンプルファイルが含まれた状態になっています。
(図122)②
実際にIIS Expressで実行してみると、次のようにサンプルのページが表示されます。
(図122)③
(1-2-3) 単体テストの実行
(図123)①
①単体テストの実行
上段メニューより「テスト」⇒「すべてのテストを実行」と選択すると、単体テストが実行されます。