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バイナリエディタの使い方や見方(「アドレス」や「テキスト」とは?)

投稿日:2021年8月29日 更新日:

<目次>

(1) バイナリエディタの使い方や見方(「アドレス」や「テキスト」とは?)
 (1-1) バイナリデータ・バイナリエディタとは?
 (1-2) バイナリエディタの見方
 (1-3) バイナリビューアを実際に使ってみる

(1) バイナリエディタの使い方や見方(「アドレス」や「テキスト」とは?)

本記事では電文やログ等の様々なシーンで見かける「バイナリデータ」の閲覧・編集ツールである「バイナリエディタ」の見方や使い方を中心にご紹介します。

(1-1) バイナリデータ・バイナリエディタとは?

電文やログ等がバイナリ(2進数)で表現されているものを「バイナリデータ」と呼びますが、今回ご紹介する「バイナリエディタ」を用いると、バイナリファイル(2進数)の内容を16進数で表示して、閲覧や編集が可能になります。
 

(1-2) バイナリエディタの見方

バイナリエディタの典型的な画面は以下のようなイメージです。
(図120)

●中央に英数字2文字がズラッと並ぶ(例:4C 65 6E 67 74 5D…)

バイナリエディタは16進数で表示されているので、中央部分に並ぶ英数字の1文字1文字が16進数のデータになります。
 
例えば「16進数:4C」=「2進数:01001100」なので、まずこの16進数の2文字で「1バイトを表している」という事がポイントです。
 
次に「2進数:01001100」⇒「10進数:76」なので「4C(16進数)= 76(10進数)」という事になります。基本的にはこのルールに従って読んでいく形になります。

●左側や右側に書かれた情報は何?

使用するバイナリビューアによっては違う事もあるかも知れませんが、良く見る形式としては「左側にアドレス」、「右側にテキスト」が表示されている事が多いです。今回はStirlingというバイナリビューアを用いて紹介いたします。
 
・左側:アドレス(Address)
左側の「アドレス(Address)エリア」は中央部分のバイナリデータにおいて「各行最初のバイトの位置」が「先頭から数えて何番目か?」を示しています。
 
(図121)

例えば、次の図で2行目の最初のバイト「00」(16進数)は先頭から数えて13バイト目になるので、13(10進数)=C(16進数)と変換して「0000000C」となります。
 
(図122)

・右側:テキスト(Text)エリア
右側の「テキスト(Text)エリア」は中央部分のバイナリデータをテキストに変換した値です。
 
(図123)
 
16進数の値2個は=2進数の8桁なので、この1ビットを8つ並べた1バイトで1文字を表します。例を挙げると次の通りです。
 
R=52
a=61
i=69
n=6e
b=62
o=6f
w=77
 
(図124)
 

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(1-3) バイナリビューアを実際に使ってみる

今回はバイナリビューアの1つである「Stirling」を使ってバイナリデータを実際に見てみようと思います。
 

●①Stirling(バイナリビューア)のダウンロード

 
何かしらのルートでStirlingをダウンロードします(下記URLは一例)。
 
(図131)

(図132)

●②解凍

今回の例では拡張子が「.lzh」なので、7Zip等で解凍します。
 
(図133)
(図134)7Zipで解凍した例

 

●③Stirlingを開く

中ににStirling.exeが入っているので、それを起動するとStirlingが開きます。
(図135)

(図136)

 

●④バイナリデータを開く

バイナリデータをドラッグ&ドロップするのみで、開く事ができます。
 
 
(図137)

 

●その他:編集方法

Stirlingは見るだけではなく、バイナリデータの編集も簡単に出来ます。
 
・①バイナリ入力 ⇒ テキスト生成
 
中央のバイナリデータを直接編集する事で、対応するテキストを生成する事ができます。
 
(図138)

・②テキスト入力 ⇒ バイナリ生成
 
右側のテキストエリアを直接編集する事で、対応するバイナリを生成する事ができます。
 
(図139)
 

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