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IT技術 (Technology)

Azure FunctionsのPythonローカル開発をVS Codeで行うためのセットアップ手順

投稿日:2022年4月22日 更新日:

 

<目次>

(1) Azure FunctionsのPythonローカル開発をVS Codeで行うためのセットアップ手順
 (1-1) STEP1:Node.js(含むnmp)のインストール
 (1-2) STEP2:Azure Functions Core Toolsの取得
 (1-3) STEP3:Visual Studio Code用のAzure Functions拡張機能をインストール
 (1-4) STEP4:Azureとの疎通(サインイン)
 (1-5) STEP5:Azure Functionsプロジェクト&関数を作成
 (1-6) STEP6:Visual Studio Codeでローカル実行(F5)
 (1-7) STEP7:Azureへデプロイ

(1) Azure FunctionsのPythonローカル開発をVS Codeで行うためのセットアップ手順

Azure FunctionsでPythonの開発を行おうとすると、2022年1月現在ではOSがLinuxのみ選択可能になっています。

そしてLinuxの場合はGUI上での関数プログラムの編集がサポートされていないため(図100)、VS Code等でローカル開発を行い、Azure上にデプロイする必要があります。

(図100)

関数を作ろうとして、以下のような画面(図101)に遭遇した方もいらっしゃると思いますが、本記事ではこの設定手順をご紹介します(画面キャプチャ付き)。

(図101)

(1-1) STEP1:Node.js(含むnmp)のインストール

本来はnvmによるバージョン管理が望ましいが、今回は直接ダウンロードします。
 
・①Node.jsのサイトからインストーラをダウンロード
(図111①)Windows 64bit OSの例
・②インストーラの指示に沿ってインストールします。
(図112①)
(図112②)
・Destination Folder:インストール先のフォルダ
(図112③)
・Custom Setup:インストールする機能のカスタマイズ
(図112④)
・Tools for Native Modules:npm(Node Package Manager)はパッケージ管理(≒インストールや依存性解決)のツールで、一部はC/C++からのコンパイルが必要なため、必要なツールを合わせて自動インストールしてよいか?
(図112⑤)
(図112⑥)
・インストール完了
(図112⑦)
・③Python及びVisual Studio Build Toolsのインストール(スクリプトによる自動インストール)
インストーラを閉じると、自動的にNode.jsのネイティブモジュールをコンパイルするために必要な「Python」及び「Visual Studio Build Tools」をインストールする為のウィンドウが開きます。
 
(図113①)適当なキーを押下するとインストールが進行します

(図113②)適当なキーを押下するとインストールが進行します
(図113③)Power Shellのスクリプトが起動し、各種インストールが実行されます。
(図113④)インストールが終了したら、下記コマンドで正常にインストールされたか?をチェックします
> node -v
> npm -v

⇒バージョン番号が表示されればOK

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(1-2) STEP2:Azure Functions Core Toolsの取得

「Azure Functions Core Tools 」はAzure Functionsのローカル実行環境を作るために必要です。コマンドライン経由で実行が可能になります。Windowsの場合、Node.js経由でインストールします。
 
・①次のコマンドで「Azure Functions Core Tools」をインストールします。
 
(コマンド)
> npm install -g azure-functions-core-tools@3 --unsafe-perm true
(実行結果例)
added 51 packages, and audited 52 packages in 50s

found 0 vulnerabilities
npm notice
npm notice New patch version of npm available! 8.1.0 -> 8.1.4
npm notice Changelog: https://github.com/npm/cli/releases/tag/v8.1.4
npm notice Run npm install -g npm@8.1.4 to update!
npm notice
(図121①)
・②「func -version」コマンドで正常にインストール出来た事を確認します。
(図121②)

(1-3) STEP3:Visual Studio Code用のAzure Functions拡張機能をインストール

・①VS Codeの左メニューから「□4個のマーク(拡張機能)」を選択します。
(図131①)

・②検索窓に「Azure Function for Visual Studio Code」を入力し、「Azure Functions」と表示されている行を選択します。
(図131②)
・③「Install」を押下します。
(図131③)
・④正常に導入されると「INSTALLED」の欄に表示されます。
(図131④)

(1-4) STEP4:Azureとの疎通(サインイン)

・①左メニューから、先程インストールしたAzure Functions拡張機能のボタンを押下します。
(図141①)

・②「FUNCTIONS」の欄から「Sign in to Azure」を押下します。
(図141②)
・③Microsoftの認証を実施。
(図141③)
・認証が完了すると次のような画面が表示されます。
(図141④)
・VS Codeで「FUNCTIONS」の欄にサブスクリプションの一覧が表示されます。
(図141⑤)

(1-5) STEP5:Azure Functionsプロジェクト&関数を作成

・①VS Codeの「FUNCTIONS」欄でフォルダのアイコン(Create New Project)を押下
(図151①)
・②Pythonの開発用フォルダを指定します(どこでもOK)。
(図151②)
・③言語はPythonを選択
(図151③)
・④Pythonのインタープリタを選択
(図151④)
・⑤Azure Functionsの関数を起動する際の「トリガー」を選択します。
今回はHello Worldも兼ねて簡単あAPIを作りたいため「Http tigger」を選択します。
(図151⑤)

・⑥関数の名前を入力します。
(図151⑥)
・⑦Authorization Level(認証レベル)の選択。
(表)
承認レベル 説明
Anonymous 認証不要。
有効なHTTPリクエストは全て通す。
Function keyベースの認証。
下記のいずれのkeyでも認証可能。
①Host key (Azure Fucntionリソースのレベル)
②Function key (リソース配下の各関数レベル)
Admin keyベースの認証。
Host keyでのみ認証可能。

(図152①)

・⑧ローカルプロジェクトの作成完了
Authorization Level選択が完了すると、自動的にローカルのAzure Function用Pythonプロジェクトを作成します。
(図152②)

(1-6) STEP6:Visual Studio Codeでローカル実行(F5)

次に関数アプリをローカルでデバッグしてみます。

・①左メニューから「デバッグ」ボタンを押下
(図161①)

・②「RUN AND DEBUG」の右横のプルダウンが「Attach to Python Function」になっている事を確認し、△マークのボタンを押下します。
(図161②)

⇒これにより、ローカルで仮想環境(.venv)が起動して、指定のURLから関数を実行できるようになります。

・③コンソールに「Worker process started and initialized.」等のメッセージが表示され、下の帯も「オレンジ色」に変化して「Attached to Python Functions」と表示された事を確認します。

(図161③)

・④疎通確認
コンソールに表示されているURL(Azure Functionの関数のURL)をブラウザに入力して、疎通確認します。
「http://localhost:7071/api/SampleHttpTrigger1」

正常に処理されれば、下記の”This HTTP~”のメッセージがブラウザに表示されるはずです。

return func.HttpResponse(
	 "This HTTP triggered function executed successfully. Pass a name in the query string or in the request body for a personalized response.",
	 status_code=200
)

(図161④)

ちなみに、このデバッグは通常Visual Studio等のデバッグで行う、ブレークポイントを張ってのデバッグも可能です。

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(1-7) STEP7:Azureへデプロイ

・①VS Codeの「FUNCTIONS」欄で雲のアイコン(Deploy to Function App)を押下します。
(図171①)

・②デプロイ先のAzure Functionsアプリを選択します。
(図171②)

(図171③)


・③「Deploy」を押下
(図171④)
・④少し待ち「Deployment to XXXX completed」のポップアップを確認します。
(図171⑤)

・⑤疎通確認
Azure Functions側を見ると、先ほどまで無かった関数(ローカルで作った「SampleHttpTrigger1」)がデプロイされている事が確認できます。
(図172①)

・⑥単体テスト
ここでは詳しく触れませんが、Azure Functionsの機能で単体テストもできます。
(図172②)

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