(1) JDBCドライバとは?概要や使い方をご紹介
(1-1) JDBC及びJDBCドライバとは?
(1-1) JDBC API
(1-2) JDBCドライバマネージャー
(1-3) JDBCドライバAPI
(1-4) JDBCドライバ
(1-5) 備考
(1) JDBCドライバとは?概要や使い方をご紹介
Javaを勉強する中で耳にする「JDBCドライバ」についてです。JDBCドライバを説明するにあたって、JDBCとは?についても触れておきます。
(1-1) JDBC API
JDBCは「Java Database Connectivity」の略で、データベースへの接続を扱うためのAPIです。具体的には、DBへの接続、DBへのクエリ発行、クエリ結果の取得といったデータベースに対する各種操作を行う事ができます。
DBも種類が沢山あり、OracleやSQLServer等の商用データベースから、MySQLやPostgreSQL等のオープンソースのものなど幅広く存在するため、それらの間でのインターフェイスを統一し、汎用的に使えるようにする目的で開発されたのが「JDBC」のAPIです。
JDBCを使う事で、Postgreに接続しようが、Oracleに接続しようが、何に接続しようが「常に接続はgetConnectionメソッド」といった具合に統一したルールでDBへのアクセスが可能になります。
JDBCは主に4つの要素から成り立っており、全体像としては次のようになっています。
(図111)
(1-2) JDBCドライバマネージャー
アプリケーションの開発者が利用するAPIで、定義されている各種インターフェイスを使用してアプリケーションを開発します。代表的なインターフェイスは以下のようなものがあり、これらのインターフェイスは各データベース(Oracle、SQLServer、MySQL)に対応したものが用意されています(後述のJDBCドライバを参照)。
(表)
DriverManager | 各DBへのドライバを管理するためのクラスです。代表的な用途が「DriverManager.getConnection()」によるデータベースへの接続の確立です。 (使用例) Connection conn = DriverManager.getConnection(host,user,pass); |
Connection | 特定のデータベースに対する各種操作を定義したインターフェイスで、よく使う下記のようなメソッドが定義されています。
・Statement createStatement()メソッド |
Statement | このインターフェスから作られたオブジェクトを使って、SQLの発行などを行います。 |
ResultSet | このオブジェクトはDBに対してSQLクエリを発行した結果を保持します。 |
複数のJDBCドライバを管理する役割を担います。具体的な例では、例えば複数のドライバが共存する環境下においてデータに接続する際に、適切なドライバが使用されているか?を保証したりします。
Connection conn = DriverManager.getConnection(host,user,pass);
(1-3) JDBCドライバAPI
(1-4) JDBCドライバ
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