<目次>
(1) OpenAIのAPIの使い方について
(1-1) STEP1:ライブラリのインストール
(1-2) STEP2:APIキーの取得
(1-3) STEP3:APIの疎通
(1) OpenAIのAPIの使い方について
OpenAI社のモデルであるGPT-3を、PythonプログラムからAPI経由で利用する方法についてご紹介します。
(前提)
・Python3が利用できる環境があること
(1-1) STEP1:ライブラリのインストール
コンソールで下記のコマンドを実行すると、ローカルマシンにopenaiライブラリが導入されます。
(コマンド)
pip install openai
(図111)
(1-2) STEP2:APIキーの取得
・①下記URLにアクセス
(1-3) STEP3:APIの疎通
代表的なAPIについて、Pythonで試しに疎通してみました。
今回はSTEP1で導入したopenaiライブラリを使っています。このライブラリを使うと、通常のrequestライブラリで記述するよいも簡単にAPIコールをする事ができます。
●completion:質問を与えて、答えを貰う
一番よく使うであろう、質問に対して答えを返すものです。
max_tokenが少ないと、文章が途中で切れてしまうため、用途に応じてパラメータのチューニングが必要です。
(コード例)
import openai def main(): # APIキーの設定 openai.api_key = "[ご自身のAPIキー]" # Modelの指定 model = 'text-davinci-003' # 入力(prompt)の指定 sample_input="""システム開発プロジェクトの一般的な進め方は?""" # sample_input="""What is the ordinary steps of consulting project?""" # APIコール res = openai.Completion.create(model=model, prompt=sample_input, max_tokens=1000, temperature=0) # 結果出力 print(res['choices'][0]["text"]) if __name__ == "__main__": main()
(応答例)
1. システム要件定義:システム開発のために必要な機能や性能を明確に定義する。 2. システム設計:定義した要件を満たすためのシステム構成を設計する。 3. プログラミング:設計したシステムをプログラミングして実装する。 4. テスト:プログラムをテストして、要件を満たしているかを確認する。 5. リリース:テストを完了したら、システムをリリースする。 6. メンテナンス:リリース後も、システムを定期的にメンテナンスして、正常に動作するように保つ。
(図132)
●images/generations:画像の生成
要望(prompt)に沿った画像を生成してくれます。複数生成してくれますが、今回は疎通のため、最初の1枚の結果URLをブラウザ上で表示します。
(コード例)
import openai import webbrowser def main(): # APIキーの設定 openai.api_key = "[ご自身のAPIキー]" # Modelの指定 model = 'text-davinci-003' # 入力(prompt)の指定(どんな絵を描いてほしいか?) sample_input="""A cute baby sea otter""" # APIコール res = openai.Image.create(prompt=sample_input, n=2, size="1024x1024") # 結果出力 url = res['data'][0]["url"] webbrowser.open(url) if __name__ == "__main__": main()
(図133)
●models:モデルの一覧を取得
モデルの一覧を取得します(例:text-davinci-003、text-ada-001など)
(コード例)
import openai openai.api_key = "[ご自身のAPIキー]" response = openai.Model.list() print(response)
(図131)
(補足)
モデルをご自身でカスタマイズできる「Fine-Tuning」については、下記を参照。