(0) 目次
(1) 表領域の作成
(2) スキーマの作成
(3) スキーマの接続権限を付与
(4) 用語解説
(1) 表領域の作成
表領域とデータベースファイル(dbf)を以下のコマンドで作成します。
create tablespace RBWEGTBS DATAFILE '/u01/app/oracle/oradata/orcl/rbweg.dbf' SIZE 2M;
◆コマンド実行前
◆コマンド実行
◆コマンド実行後
・dbfが追加されたことの確認
(赤丸の”rbweg.dbf”が追加されました)
・表領域が追加されたことの確認
SELECT * FROM DBA_TABLESPACES;
(TABLESPACE_NAME=RBWEGTBSが追加された)
・表領域の容量確認
SELECT * FROM DBA_FREE_SPACE;
(2) スキーマの作成
続いてスキーマを新規作成します。
XXXXXXXには各自のパスワードが入ります。
設定したパスワードはデータディクショナリ内のテーブルに格納されます。データディクショナリとはDB内の全オブジェクトの名前や属性の情報を保持しているテーブル群の名称で、SYSTEM表領域に保持されます。しかしユーザーは表への直接のアクセスが出来ず、ビュー(データディクショナリビュー)を通じて参照を行います。ビューの接頭辞は「DBA_」や「ALL_」や「USER_」などがあり、その中でも「DBA_」はDBAの権限があるユーザーのみアクセス可能です。また「IDENTIFED EXTERNALLY」がOS認証で、「IDENTIFIED GLOBALLY AS ‘外部認証名’」がグローバル認証です。
CREATE USER RBWEGUSR IDENTIFIED BY XXXXXXX DEFAULT TABLESPACE RBWEGTBS TEMPORARY TABLESPACE TEMP /* 一時表領域はソートや結合処理に利用される */
ちなみに1を飛ばして2を実行すると、表領域が無い旨のエラーが出ます。
以下、実行時の例です。
◆コマンド実行
◆コマンド実行後
・スキーマが作成されたことの確認
(USERNAME=RBWEGUSRが作成された)
>目次にもどる
(3) スキーマの接続権限を付与
作成したスキーマ(RBWEGUSR)へ接続する権限を付与します。
GRANT CONNECT, RESOURCE TO RBWEGUSR; /* CONNECT:ログインする(SESSIONを繋ぐ)ことが出来るような権限を含んだロール */ /* RESOURCE:テーブル作成権限等がある、開発者用に用意されているロール */
◆コマンド実行後に接続を確認
(参考)先ほどGRANTはUSER_ROLE_PRIVESテーブルから参照できます。
(4) 用語解説
●表領域とは?
以上です。