<目次>
(1) VB.NETでテキストファイルを読み込むサンプルコード
(1-1) 構文
(1-2) サンプルプログラム
(1) VB.NETでテキストファイルを読み込むサンプルコード
VB.NETにおいて、テキストを1行ずつ、空行に当たるまで読み込むプログラムをご紹介します。
(1-1) 構文
Dim list As New List(Of String) | 配列を定義しています。VB.NETにおいては以下のように記述します。
Dim [配列名] As New List(Of [データ型]) |
Using reader As StreamReader = New StreamReader(strFileName)
・・・[処理]・・・ End Using |
まず、「StreamReader」はバイトを文字に変換して読み込むためのクラスです。「Stream」はバイトを扱うクラスで、「StreamReader」はそれをラップして、エンコーディングにより文字列に変換して取得できるようにしたクラスです。
また、Usingステートメントを使うことでオブジェクトが有効な範囲の境界を指定しています。なので、UsingとEnd Usingで囲んだ範囲でStreamReaderを使用します。 Using [変数名] As StreamReader = New StreamReader([ファイルパス]) |
Do While (Not XXXX Is Nothing) ・・・[処理]・・・ Loop |
空行に当たるまで処理を繰り返します。XXXXにはStreamReaderクラスのReadLineメソッドの結果が入ります(今回の例では「line」という変数)。 |
(1-2) サンプルプログラム
Imports System Imports System.IO Module Program Sub Main(args As String()) '# 読み込み結果を格納する配列を定義 Dim list As New List(Of String) '# テキストファイルの読み込み '# ファイルのパスを定義 Dim strFileName = "[ご自身のパス]\InitializeInfo.ini" '# StreamReaderのインスタンスを定義(バイトを文字に変換して読み込む) Using reader As StreamReader = New StreamReader(strFileName) '# 行の文字情報の格納用 Dim line As String '# 次の行を読み込む line = reader.ReadLine '# ファイルの空行に到達するまで、各行をループ Do While (Not line Is Nothing) '# 行をリストに登録 list.Add(line) '# コンソールに表示 Console.WriteLine(line) '# 次の行を読み込む line = reader.ReadLine Loop End Using End Sub End Module