Rainbow Engine

IT技術を分かりやすく簡潔にまとめることによる学習の効率化、また日常の気付きを記録に残すことを目指します。

IT技術 (Technology)

Azure DevOpsのReposをデスクトップアプリで操作する方法についてご紹介

投稿日:2022年5月14日 更新日:

 

<目次>

(1) Azure DevOpsのReposをデスクトップアプリで操作する方法についてご紹介
 (1-1) 「GitHub Desktop」の導入手順
 (1-2) 「GitHub Desktop」の疎通確認

(1) Azure DevOpsのReposをデスクトップアプリで操作する方法についてご紹介

本記事では「Azure DevOps」(開発と運用を密に連携して進める為のツール)の「Repos」機能(Git)は、慣れている人であれば問題ありませんが、不慣れな人にとっては「Windowsのエクスプローラーのようにファイルを登録できれば」と思う方もいらっしゃるかも知れません(私がそうでした💦)。今回はこの「Repos」機能をDesktop上で簡単に操作できる方法として、ツール「GitHub Desktop」の導入をご紹介します。

(1-1) 「GitHub Desktop」の導入手順

Azure DevOpsのRepos機能を操作するアプリ「GitHub Desktop」の導入手順になります。
 
●①インストーラのダウンロード
(URL)
 
(図111①)

●②インストーラを起動し、インストールを進める
・インストーラを起動する
(図112①)

・今回はAzure DevOpsのReposとリンクさせるため、Gitの認証は「Skip this step」を押下してSkipする
(図112②)

・必要情報を入力して「Finish」を押下して、インストールを完了させる
(図112③)

●③リポジトリ情報の設定:操作したいリポジトリの接続情報を指定します。
 
・インストール後の最初の画面で「Clone a repository from the internet」を選択します。
(図113①)
・まずは「Local Path」を指定します。「Local Path」はRepos上にある資産をローカルにクローンする際の、格納場所を指定しています。
 
(図113②)
・「Repository URL」はAzure DevOpsの「Repos」のURLをコピーして貼り付けます。
(図113③)
・貼り付けたら「Clone」を押下。
(図113④)
▲ここで「Username」と「Password」を指定する画面になります。「Username」は単純にMicrosoftのIDで良いのですが、「Password」は次の④で紹介する「personal access token」なるものを発行してやる必要があります。
 
(図113⑤)Passwordは「personal access token」が必要・・・

●④「Personal access token」の生成
 
・Azure Portalで右上のアイコンをクリックして「User settings」を押下します。
(図114①)
・Create a new personal access token画面で必要情報を入力して「Create」を押下します。今回はScopesや「Custom defined」で、「Packaging」は「Read & write」を選択します。
 
(図114②)
・トークンが発行されたので、これが「Password」になります。
(図114③)

(図114④)作成完了!

●⑤認証(「Username」と「Password」の入力)
 
・先ほど取得したトークンを「Password」にセットします。「Username」はMicrosoftアカウントのID。
(図115①)
・対象のリポジトリへの接続に成功しました。
(図115②)
・確認すると、先ほど指定した「Local Path」にGitリポジトリの管理ファイルが生成されています。
(図115③)

(1-2) 「GitHub Desktop」の疎通確認

●実際にファイルを変更してみて、コミット→プッシュの流れを確認する
ここでの「コミット」はローカルリポジトリへのコミットで、「プッシュ」は「リモートリポジトリ(クラウド上)」へのコミットです。
 
・①ローカルリポジトリの「bbb.txt」に変更を加える
(図121①)
・②すると、GitHub Desktopが変更を自動的に検知します。
(図121②)

・③コミットメッセージを入力して「Commit to main」を押下します。
→ローカルリポジトリにコミットされます。
(図121③)

・④次に「Push origin」を押下します。
→リモートのリポジトリにプッシュされます。
(図121④)

・⑤確認:リモートのリポジトリ(Azure DevOpsのRepos)に反映された事を確認します。
(図121⑤)

Adsense審査用広告コード


Adsense審査用広告コード


-IT技術 (Technology)

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

ワークフローを簡単に作成できるツールとその手順をご紹介(Zapier導入)

  <目次> (1) ワークフローを簡単に作成できるツールとその手順をご紹介(Zapier導入)  (1-1) STEP1:Zapierのアカウント作成  (1-2) STEP2:Zapie …

エクスプローラーの検索が遅い際の対処方法

  <目次> (1) エクスプローラーの検索が遅い際の対処方法  (1-1) Everythingとは?  (1-2) Everythingの導入手順 (1) エクスプローラーの検索が遅い際 …

Slackで匿名のメッセージや返信を送る方法

  <目次> (1) Slackで匿名のメッセージや返信を送る方法  (1-1) 概要  (1-2) STEP1:Anonymity Botの導入  (1-3) STEP2:匿名投稿のテスト …

公開鍵基盤(PKI)の仕組みと証明書の役割について

  <目次> (1) 公開鍵基盤(PKI)の仕組みと証明書の役割について  記事の「目的」と「前提」  (1-0) STEP0:全体像  (1-1) STEP1:証明書の正当性チェック  ( …

シーケンス図の書き方やサンプルのご紹介(内部設計)

  <目次> (1) シーケンス図の書き方やサンプルのご紹介(内部設計)  (1-1) シーケンス図を作る目的  (1-2) シーケンス図の書き方  (1-3) ご参考:縦軸の単位について …

  • English (United States)
  • 日本語
Top