<目次>
(1) CelonisのProcess ExplorerとVariant Explorerの違い
(1-1) Process Explorer(プロセスエクスプローラー)の概要
(1-2) Variant Explorer(バリアントエクスプローラー)の概要
(1-3) 両者の違い
(1-4) 参考となる教育コンテンツ
(1) CelonisのProcess ExplorerとVariant Explorerの違い
(1-1) Process Explorer(プロセスエクスプローラー)の概要
両者はいずれも「探索的アプローチ」におけるDeep Dive(深掘り)で使う詳細確認のための画面。非効率なプロセスの根本原因に使いますが、その概要や違いを整理します。
●目的/概要
・Analysisに含まれる「全ケース」を対象に表示できる(Max表示すると全ケースを網羅)
●補足事項
・注意点
(1-2) Variant Explorer(バリアントエクスプローラー)の概要
●目的/概要
・「最も高頻度なパターン」が望ましいフローか否か?を判断したい時などに使用します。
・初期表示では 上位9グループ+その他グループ の経路グループを示しています(右側)。
●補足事項
Case Frequency | ケース軸でカウント (差し戻し等で同じアクティビティを複数回通る場合は 同一カウント ) |
Activity Frequency | アクティビティ軸でカウント (差し戻し等で同じアクティビティを複数回通る場合は 別カウント ) |
Throughput Time (Median) | スループットの「中央値」 =順位上の真ん中 (例)1,3,4,8,9なら「4」が3位で真ん中 |
Throughput Time (AVG) | スループットの「平均値」 =数字上の平均計算 (例)1,3,4,8,9なら平均は「5」 |
(1-3) 両者の違い
切り口 | Process Explorer | Variant Explorer |
コンセプト | 「アクティビティ」起点で、流入と流出を素早くチェックできる | プロセスが通る全ての異なるパターン(Variant)を確認して、組織の改善に繋げる |
特徴 | ・Analysisの「全ケース」を網羅する →Maxまで表示すると「Variant Explorer」と一致 ・初期表示はあくまで「頻度が高い」ものであり、特定ケースのE2Eプロセスを表しているものでは無い。 ・頻度の低いアクティビティも素早く探索できる |
・Analysisの「全ケース」を網羅する →Maxまで表示すると「Process Explorer」と一致 ・初期表示はあくまで「バリアントの頻度が高い」ものが9ケース+その他に分類されている。つまり、特定ケースのE2Eプロセスをグルーピングして、頻度が高い順に表示。 |
使用場面 | 主に「探索型アプローチ」で使用。 (※「確定型アプローチ」でも使うか) |
主に「探索型アプローチ」で使用。 (※「確定型アプローチ」でも使うか) |
初期表示 | 最も頻度の高い「開始」アクティビティと、最も頻度の高い「終了」アクティビティと、それらを開始と終了に持つ最も頻度の高いVariant(E2Eの一連のアクティビティパス)が間に表示されます。 | プロセスの開始から終了までの「パターン」を発生頻度が高い順に並べています。 パターンは、最初~最後まで完全に同じルートを通る1つ以上のケースの事を指しています。 |