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Azure PowerShellのインストール手順(Azモジュール)及びコマンド一覧の確認方法

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<目次>

(1) Azure PowerShellのインストール手順(Azモジュール)及びコマンド一覧の確認方法
 (1-1) 事前準備:ご自身のPowerShellのバージョン確認
 (1-2) Azure PowerShellの「Az」モジュールのインストール手順
 (1-3) Azure PowerShellの「Az」モジュールの疎通チェック

(1) Azure PowerShellのインストール手順(Azモジュール)及びコマンド一覧の確認方法

本記事ではAzure PowerShellの「Az」モジュールのインストール手順と、コマンドの確認方法についてご紹介します。「Az」モジュールは旧バージョンである「AzureRM」に置き換わるAzure PowerShellの新しいバージョンで、Azureの各種リソース操作をコマンドレットで行えるツールです。

「Az」を旧「AzureRM」と比較した時の特徴として、PowerShell core(Windows以外のOSでも使えるPowerShell)であるため、「クロスプラットフォーム」(様々なOS上で使える)ツールと言えます。

(1-1) 事前準備:ご自身のPowerShellのバージョン確認

「Az」モジュールはPowerShellのバージョン「5.1」以上を要求します。ご自身のバージョンを確認するにはPowerShellを開いて「$PSVersionTable」コマンドで確認できます。

(図111)PowerShellを「管理者として実行」で開く

(コマンド)
> $PSVersionTable
 
(図112)
 
Windows10であれば、標準で「5.1」等になっているため、特段心配ないですが、もし条件を満たさない場合は下記URL等からダウンロード頂けたらと思います。
 
・ダウンロードURL(公式)
 
・バージョンアップに関する参考記事(公式)

 

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(1-2) Azure PowerShellの「Az」モジュールのインストール手順

●PowerShellを管理者権限で開きます

(図121)

 

●ExecutionPolicyの確認・変更

PowerShellでスクリプト実行するためには「ExecutionPolicy」の設定値が「RemoteSigned」になっている必要があるため、まずはその値の確認と、必要なら変更をします。
 
・ExecutionPolicyの確認
まずは「ExecutionPolicy」が現在、何になっているか?をチェックします。
 
(コマンド)
> Get-ExecutionPolicy
(図122)①
 
ここで結果が「Restriced」の場合は次の変更を実施します。
 
・ExecutionPolicyの変更
変更は次のコマンドで実施します。
 
(コマンド)
> Set-ExecutionPolicy RemoteSigned

(図122)②

「実行ポリシーの変更~」のプロンプトが出たら「Y」を入力して「Enter」を押下します。これで「ExecutionPolicy」が「RemoteSigned」に変更されたはずです。

●Azure PowerShellの「Az」モジュールの「インストール」

・次に以下のコマンドでAzure PowerShellの「Az」のインストールをします。
 
(コマンド)
> Install-Module Az -AllowClobber

(図123)

(補足)AllowClobberについて
AllowClobberは既に同名のコマンドが存在する場合でも、インポートを実行するようにコマンドレットに対して指示します(新しい方で上書きされる)。
 
・「信頼されていないリポジトリ」のプロンプトが出たら「A」(すべて続行)を押下して進めます。
(図124)

・各種パッケージのインストールが進行します。
 
(図125)

 

・インストールされた「モジュール」の確認
次のコマンドで正常にインストールされた事を確認します。
 
(コマンド)
 
> Get-InstalledModule -Name Az
 
(図126)

・インストールして使えるようになったコマンドの一覧を確認
次のコマンドで利用できるコマンドレットの一覧を出力できます。
 
(コマンド)
> Get-Command -Module Az.*

(図127)

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(1-3) Azure PowerShellの「Az」モジュールの疎通チェック

次のコマンドでAzureにログインできるか?の疎通チェックをします。

・ログインコマンド
次のコマンドでAzureにログインするための認証を起動します。
 
(コマンド)
> Connect-AzAccount
 
コマンドが実行されると、次のようにAzureのサインインの画面が出るので、IDとパスワードを入力します。
 
(図131)

(図132)

・ログイン環境
正常にログインできると、次のようにアカウントやサブスクリプションの情報が表示されます。
 
(図133)

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