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Azure Microsoft

Azureで「subscription is not registered to use namespace ‘Microsoft.EventGrid’.」エラーが出た時の原因と対処

投稿日:2022年8月22日 更新日:

 

<目次>

(1) Azureで「subscription is not registered to use namespace ‘Microsoft.EventGrid’.」エラーが出た時の原因と対処
 (1-1) 事象
 (1-2) 原因
 (1-3) 対策
 (1-4) 参考:リソース プロバイダーとは?
 (1-5) 補足:PowerShellコマンド

(1) Azureで「subscription is not registered to use namespace ‘Microsoft.EventGrid’.」エラーが出た時の原因と対処

(1-1) 事象

Azure Blob Storageで「イベント」ブレードから新規のイベントを作成しようとした際に、下記のエラーが発生した。
 
(エラーメッセージ)
システム トピックの作成が次のエラーで失敗しました:The subscription is not registered to use namespace 'Microsoft.EventGrid'. See https://aka.ms/rps-not-found for how to register subscriptions. イベントサブスクリプションは作成されません。

●再現手順

・①任意の「ストレージアカウント」の「イベント」ブレードを開き「イベントサブスクリプション」を押下
(図111)
・②必要項目を入力して「作成」を押下
(図112)
・③当該エラーが発生
(図113)
 

(1-2) 原因

・エラーの内容としては、使おうとしているサービスが「Azureのサブスクリプション」に「登録されていない」事を意味しています。
・基本的に、新しいサービス(≒リソースやブレード機能)を利用する際には、このAzureサブスクリプションにサービスを「登録する」というステップが必要となるケースがあります。
・もしも、それをせずに利用できている場合は、デフォルトで登録されていたか、他の誰かが先に登録していた可能性があります。
・ちなみに、リソース・プロバイダの登録は「サブスクリプション単位」で管理されています。
・ファイアウォールのポートを全て解放しないのと同様で、基本的に必要な部分のみを登録するのが鉄則です。

(1-3) 対策

・①サブスクリプションを開いて「リソース プロバイダー」ブレードを選択
(図131)
・②有効化したい対象を選択して「登録」ボタンを押下。
(図132)
・③「更新」ボタンを押下して、登録完了されたことを確認
(図133)

(1-4) 参考:リソース プロバイダーとは?

簡単にいうと、アドインの管理者が実装するRestAPI Contract(※注1)のことです。これらのエンドポイントは信頼度が高く、Azure側にてユーザーに代わり供給や削除をする事が出来ます。
また、リソース プロバイダーが提供する機能は、Azure管理ポータル上でも各種操作にて利用されています。
例えば、Azure Functionsの「Event」の登録時にWebフックを指定したイベントを登録する際に「EventGrid」というリソース・プロバイダを使用します。
 
(※注1)APIのドキュメントや、提供者・利用者間で合意した仕様

(1-5) 補足:PowerShellコマンド

リソース プロバイダーの登録はPowerShellコマンドからも実行可能です。この時「Az.Resources」のPowerShellモジュールが必要です。
 
・⓪Azureとの接続
(構文)
Connect-AzAccount
Get-AzSubscription -SubscriptionId $[サブスクリプションID] | Set-AzContext
 
・①登録
(構文)
Register-AzResourceProvider -ProviderNamespace $[Azureプロバイダ名]
(例)
Register-AzResourceProvider -ProviderNamespace Microsoft.Network
 
・②登録解除
(構文)
Unregister-AzResourceProvider -ProviderNamespace $[Azureプロバイダ名]
(例)
Unregister-AzResourceProvider -ProviderNamespace Microsoft.Network

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