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CelonisとSlackを連携する方法(例と設定手順のご紹介)

投稿日:2022年6月20日 更新日:

 

<目次>

(1) CelonisとSlackを連携する方法(例と設定手順のご紹介)
 (1-1) 連携の概要
 (1-2) STEP1:Slackコネクションの設定
 (1-3) STEP2:Action Flowの設定
 (1-4) STEP3:疎通テスト

(1) CelonisとSlackを連携する方法(例と設定手順のご紹介)

本記事ではCelonisのこちらのトレーニングをベースに、CelonisとSlackの連携を実際に操作してみた備忘を記録します。
(前提)
・Celonisのアカウント(FreeでもOK)を取得済み
・Slackの初期セットアップ(FreeでもOK)が済んでいる

(1-1) 連携の概要

Action Flowという機能を使用します。Action FlowはCelonisでワークフローを定義できる機能で、Router(振り分け)・Break(一時停止)・Iterator(繰り返し)などに加え、様々なシステムとのコネクタもあり、多様な処理の自動化が可能。
 
(図100)イメージ

●シナリオ

病院における患者のお会計の明細について、下記ようなテストデータを使います。お支払い金額(TOTAL_PAID)の金額が1000円を下回った場合、Slackで通知するようなAction Flowを作ってみます。
 
(図101)
 

(1-2) STEP1:Slackコネクションの設定

・①左下の「Automation」→「Connections」を選択
(図111①)
・②「Create Connection」押下
(図111②)
・③接続するアプリで「Slack」を選択し「Sing in with Slack」押下
(図111③)
・④「許可する」を押下
CelonisがSlackに対して、投稿する等の処理を行うことを許可します。
(図112①)
・⑤接続の作成完了
→Celonis側はこのようにConnection定義が表示される
(図112②)
→Slack側はworkflowsというAppが追加される
(図112③)

(1-3) STEP2:Action Flowの設定

●Action Flowの新規作成

・①Package配下の3点リーダー「・・・」押下し「Action Flow」押下
(図121①)
(図121②)
・②名前とキーを設定しCreate押下
(図121③)

●Celonis連携モジュールの設定

・①右クリックで「Select a Module」押下
(図122①)
・②「Celonis」で検索→「Celonis」を選択
(図122②)
・③「Query Data」選択します
(図122③)
・④Connection設定に必要な「Data Pool」「Data Model」を入力
(表)

Connection My Celonis User connectionを選択
Data Pool ご自身のData Model名
例:Test →(図123②)参照
Data Model ご自身のData Model名
例:test3 →(図123②)参照

(備考)Data PoolとData Modelの値は下図の箇所の値です。
(図123②)

・⑤「Columns」は取得してSlackに連携したいカラムを取るように設定します。
(表)
Column Name 取得結果のカラム名を入力(任意)
Formula “テーブル名”.”カラム名”などを入力

例:”HOSPITAL_EVENT_LOG”.”PROVIDER_NAME”

(図123①)

・⑤「Add Filter」押下してSlackに連携するデータのフィルタ条件を設定します。
(表)
Filter Name 取得結果のフィルタ名を入力(任意)
Filter Expression フィルタの条件式などを入力

例:FILTER “HOSPITAL_EVENT_LOG”.”TOTAL_PAID”<1100

(図123③)

(図123④)

●Slack連携モジュールの設定

 
 
・①「Add another module」押下
(図124①)
・②「Slack」を検索して選択
(図124②)
・③「Create a Message」(チャンネルに新規投稿を作成)を選択
(図124③)
・④投稿先のチャンネル種別やチャンネル名などの情報を指定してOK押下。
→投稿メッセージは先ほどの病院の支払明細のうち、お会計が1100円を下回ったものを下記文章で投稿(黒ツールチップ部分は変数で、先程のSlackの結果から動的に取得)
 
payment of provider "{{1.`Provider Name`}}" is less than 1100
(図124④)

・⑤保存します
(図124⑤)
 

(1-4) STEP3:疎通テスト

・実行ボタンを押下すると、接続しているOracleデータベースのテーブルから「TOTAL_PAID」(支払額)が1100円以下の名前を取得して、Slackに通知してくれます。
 
(図131①)

 

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