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C#でテキストファイルを読み込む方法(サンプルプログラム付き)

投稿日:2022年7月8日 更新日:

 

<目次>

(1) C#でテキストファイルを読み込む方法(サンプルプログラム付き)
 (1-1) 構文
 (1-2) 事前準備
 (1-3) サンプルプログラム
 (1-4) ご参考:使用したVisual Studioのテンプレートについて

(1) C#でテキストファイルを読み込む方法(サンプルプログラム付き)

本記事ではC#でテキストファイルを1行ずつ読み込んで表示するサンプルプログラムを紹介します。

(1-1) 構文

public static string[] ReadAllLines (string path);
 
引数のpathはテキストファイルのパスをstring型で指定します。
 
(詳細)

(1-2) 事前準備

今回は分かりやすくするため、ビルドした結果生成される「exeファイル」と同じパスにTXTファイルを配置して、それを読み込みます。
 
具体的には下記のようなパスに格納します。
[ソリューションのパス]\[ソリューション名]\[プロジェクト名]\bin\Debug
(※DebugではなくReleaseモードの場合は、最後の部分をReleaseに変えたパスに入れてください)
(図121)

(1-3) サンプルプログラム

(サンプルプログラム)
using System;
using System.IO;
using System.Reflection;

namespace RP_ITxxxx_CsharpReadTextFile
{
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            try
            {
                //# テキストファイルの格納パスを定義
                //#  →一旦は、exeと同じパスに設定
                var text_path = System.IO.Path.GetDirectoryName(Assembly.GetEntryAssembly().Location) + "\\MyProxyInfo.txt";
                Console.WriteLine(text_path);

                //# テキストファイルの内容を全行読み込み
                string[] lines = File.ReadAllLines(text_path);

                //# 各行の内容をループ
                foreach (string line in lines)
                {
                    //# 内容をコンソール出力
                    Console.WriteLine(line);
                }
            }
            catch (Exception e)
            {
                Console.WriteLine(e.Message);
            }
        }
    }
}
(図131)
 
実行結果
テキストの内容がコンソール上に表示されました。
(図132)

(Tips)
F5で実行 →デバッグモードで実行
Ctrl+F5 →デバッグモードなしで実行

(1-4) ご参考:使用したVisual Studioのテンプレートについて

今回のプロジェクトは「コンソール アプリ (.NET Framework)」を使っています。
 
(図141)

コンソールアプリなので、コマンドプロンプト経由でユーザーに入力を促したり、処理結果を出力したりできます。また「.NET Framework」が使えるので、アプリケーションを素早く構築・実行する事ができます。.NETフレームワークのアーキテクチャはざっくり以下のようになっています。
 
(表)「.NET Framework」のアーキテクチャ概観

Language ■WinForms
フォームベースのアプリ開発に使います。よく、デスクトップのアプリで起動すると画面が開くのがあると思いますが、ああいったアプリを作るためのものです。
■ASP.Net
一方で、ASP.NETはWebアプリを開発するためのものです(ブラウザ上で見るWebページ)。
■ADO.Net
データベースと接続するアプリを作るための機能です。
Library ■Framework Class Library
.NETは標準のクラスライブラリを含んでいます。例えば、OSのファイル操作用のライブラリなど
CLR ■Common Language Runtime
・.NETプログラムを事項するプラットフォームです。
・例外処理や、ガーベジコレクションなど実行時に必要な機能を提供します。

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