<目次>
(1) Windowsのノートパソコンがモバイルバッテリーの充電に対応しているかの確認ポイント
(1-1) Windowsに対応しているかの確認観点
(1-2) ポイント②:USB Type-C(PD対応)の有無
(1-3) ポイント③:DC出力ポートの有無
(1) Windowsのノートパソコンがモバイルバッテリーの充電に対応しているかの確認ポイント
(1-1) ポイント①:ポートの給電能力
ポートの給電能力(何Wの電力を供給できるか?)が、ノートパソコン側の要求する出力に満たない場合は充電が出来ない可能性があるため、注意が必要です。
例えば、筆者の使っているノートPC(富士通製)のACアダプタ記載を見ると「OUTPUT 19V – 2.1A」と記載があるため、INPUTに記載の電気を流した場合に、出力で約40W(=19V×2.1A)の電力供給が出来る事が分かります。
(図111)筆者ノートPCのACアダプタ記載
ですので、筆者の場合はモバイルバッテリーに「40W」以上の給電ポートがあるか?が一つの判断基準となります。みなさまもご自身のノートPCで必要な電力を確認頂けたらと思います。
そしてモバイルバッテリーで高電力(40W以上)の供給が出来るポートの種類は限られており、多くのパターンでは「USB Type-C」と「DC出力」の2種類がノートPCの充電を担当するポートになってきます(※世間一般で最も馴染みのあるUSBポートは正確には「USB Type-A」ポートと呼ばれており「USB Type-C」と比べると給電能力が低い事が多いです)。
(1-2) ポイント②:USB Type-C(PD対応)の有無
「USB Type-C」はUSBの中でも新しい型で、Mac BookやAndoroidスマホなどの充電ポートとして普及しています(USB種類の詳細⇒★コチラ)。
(図121)USB Type-Cポート
そしてこのUSB Type-Cの中でもPD(Power Delivery)に対応しているポートは非常に高い電力供給(45W~60Wのモデルが多い)を行う事ができるため、Windowsのノートパソコンの充電にも対応できる可能性が高いです。
【要確認】ご自身のノートPCが対応しているか?
ただし、充電に際しては「給電する側(モバイルバッテリー)」&「給電される側(ノートパソコン)」の双方がUSB Type-C(PD対応)を使える必要があるため、ご自身のWindowsノートPCにPD対応のType-Cポートがあるか?も確認する必要があります。
例えば、筆者のノートPCは富士通製の型番が「FMVWB1U277」ですが、富士通のサイトで仕様を見ると「USB3.1(Gen1)Type-C×1」のポートがあり、なおかつ「USB Power Delivery対応」している事が分かります。
(図122)
(1-3) ポイント③:DC出力ポートの有無
モバイルバッテリーに「DC出力ポート」があるか?もポイントとなります。
「DC」出力ポートはパソコンの充電などで使われる丸型の端子で、大きさは統一されておらずノートパソコンのメーカーによって様々あります。そうした様々な大きさに対応できる様に、モバイルバッテリー側で変換コネクタを多数用意して、多くのノートパソコンに対応できるように備えています。
(図131)DCポートで多数のノートPC対応の例
MAXOAKの型番「KAYO-K2」では14個の変換コネクタ付属で多くのノートPCに対応。