Rainbow Engine

IT技術を分かりやすく簡潔にまとめることによる学習の効率化、また日常の気付きを記録に残すことを目指します。

IT技術 (Technology)

Slackのアプリを作成する手順をご紹介

投稿日:2022年6月22日 更新日:

 

<目次>

(1) Slackのアプリを作成する手順をご紹介
 (1-1) Slackアプリの作成手順
  ●STEP1:Slackアプリの新規作成
  ●STEP2:Slackアプリの権限・スコープ設定
  ●STEP3:Slackアプリをワークススペースにリリース&Token発行
  ●STEP4:作成したAppをチャンネルに招待
  ●STEP5:疎通テスト(curlコマンドでAPI呼び出しし、ボットにメッセージ投稿をさせる)

(1) Slackのアプリを作成する手順をご紹介

本記事ではまずSlackアプリを作成し、curlコマンドでAPI呼び出しし、ボットにメッセージ投稿をさせる所までをご紹介します。
(※これだけでは、単にBotとして手動で投稿する事しか出来ないので、Botらしい「何かのイベントをトリガーにメッセージを投稿する」といった自動処理は別途(★)ご紹介します)

(図100)イメージ

(前提条件)
・Slackの初期セットアップ(FreeでもOK)が済んでいる
→アカウント登録、ワークスペースの作成が済んでいる

(1-1) Slackアプリの作成手順

●STEP1:Slackアプリの新規作成

・①Slack apiのサイトにアクセス
 
(図111①)
・②「Create an App」押下
(図111②)
・③「From Scratch」押下
(図111③)
・④「App Name」(なんでも)とワークスペースを指定して「Create App」押下
(図111④)

・⑤作成完了
(図111⑤)

(図111⑥)

●STEP2:Slackアプリの権限・スコープ設定

・①ご自身のアプリの左メニュー「OAuth & Permissions」押下
(図112①)
・②「Scopes」→「Bot Token Scopes」→「OAuth Scope」に「chat:write」権限を追加する。
(図112②)
・③同様に「channels:read」「groups:read」「im:read」「mpim:read」を付与
(図112③)参考↓Slack APIのドキュメントページ

●STEP3:Slackアプリをワークススペースにリリース&Token発行

・①ご自身のアプリの左メニュー「Install App」押下
(図113①)

・②「Install App to Workspace」を押下→「Allow」押下
→Tokenが発行されます。
(図113②)

(図113③)

・Slack側でも作成したAppが追加されています。
(図113⑤)

・③Tokenが「Bot User OAuth Access Token」に表示されるので控えます。

→このTokenは後にPython等でアプリを開発する際に使用します。
 
(図113④)

●STEP4:作成したAppをチャンネルに招待

先程「chat:write」権限を付与してメッセージ投稿が出来るはずなので、その前準備として作成したAppをチャンネルに招待します。
 
・①SlackにてAppを招待したい(Appに投稿させたい)チャンネルを右クリック→「チャンネル詳細を開く」を押下
(図114①)

・②「インテグレーション」タブで「アプリを追加する」を押下
(図114②)

・③作成したAppで「追加」を押下
(図114③)

追加された
(図114④)

・④チャンネルIDの確認コマンドを実行

次の疎通テストで、コマンドからAPIコールしてチャンネル投稿しますが、そのためには対象のチャンネルIDを取得する必要があります。下記のコマンドで取得しますが、最後の部分はご自身の「Bot User OAuth Token」を入力します。
 
curl https://slack.com/api/conversations.list -H "Authorization: Bearer xoxb-....中略..."
 
(図115①)
・⑥チャンネルIDの取得
整形するとチャンネルごとにメタデータが見られます。「id」というキーの値がチャンネルIDです。
(図115②)

●STEP5:疎通テスト(curlコマンドでAPI呼び出しし、ボットにメッセージ投稿をさせる)

・①APIをコールして実際にチャンネルにメッセージを投稿してみます。
 
(コマンド例)
curl -X POST -F channel=C033P5X618W -F text="Rainbow Slack投稿テストです" https://slack.com/api/chat.postMessage -H "Authorization: Bearer xoxb-...中略..."
(図115③)

※ただし、これだけでは、単にBotとして投稿する事しか出来ないので、Botらしい「何かのイベントをトリガーにメッセージを投稿する」といった自動処理は別途(★)ご紹介します

Adsense審査用広告コード


Adsense審査用広告コード


-IT技術 (Technology)

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

システムの品質評価を実施する際の観点について

  <目次> (1) システムの品質評価を実施する際の観点について  (1-1) 品質評価の流れ  (1-2) 定量評価  (1-3) 定性評価 (1) システムの品質評価を実施する際の観点 …

エクスプローラーの検索が遅い際の対処方法

  <目次> (1) エクスプローラーの検索が遅い際の対処方法  (1-1) Everythingとは?  (1-2) Everythingの導入手順 (1) エクスプローラーの検索が遅い際 …

MiroのTeam/Projectの違いや使い分けなど

  <目次> (1) MiroのTeam/Projectの違いや使い分けなど  (1-1) MiroのTeam/Projectの違い  (1-2) MiroのTeam/Project単位でB …

hostsファイルとは?書き換えや反映の手順をご紹介(Windows編)

<目次> (1) hostsファイルとは?書き換えや反映の手順をご紹介(Windows編)  (1-1) hostsファイルとは?  (1-2) hostsファイルの主な用途  (1-3) hosts …

Fit & Gapのやり方やテンプレートについて

  <目次> (1) Fit & Gapのやり方やテンプレートについて  (1-1) Fit & Gapとは?  (1-2) 現行機能の整理(機能一覧)  (1-3) 要件の …

  • English (United States)
  • 日本語
Top