<目次>
(1) 論理テーブル設計と物理テーブルデータ設計の違いや特徴
(1-1) 論理テーブル設計とは?
(1-2) 物理テーブル設計とは?
(1-3) 両者の違い
(1) 論理テーブル設計と物理テーブルデータ設計の違いや特徴
(1-1) 論理テーブル設計とは?
■論理設計 | |
目的 | データモデルとその関係性を表現する |
設計者 | アーキテクトや業務SE |
設計内容 | ・①エンティティ名 ・②エンティティの関連性 ・③エンティティの属性 ・④テーブルの主キー(PK) ・⑤テーブルの外部キー(FK) |
●論理DB設計の主なアウトプット
(図111)ER図
00 未承認 01 承認済 02 取消
(1-2) 物理テーブル設計とは?
■物理設計 | |
目的 | データベースを実際に作成するための設計 |
設計者 | DB管理者、開発者 |
設計内容 | ・④テーブルの主キー(PK) ・⑤テーブルの外部キー(FK) ・⑥テーブル名 ・⑦カラム名 ・⑧カラムデータ型 ・⑨インデックス |
(図121)
(1-3) 両者の違い
項目 | 概念 | 論理 | 物理 | 備考 |
①エンティティ名 | ○ | ○ | DBのテーブルに対応 | |
②エンティティ関連性 | ○ | ○ | ER図 | |
③エンティティの属性 | ○ | DBのカラムに対応 | ||
④テーブルの主キー | △ | ○ | 主キー=PK | |
⑤テーブルの外部キー | △ | ○ | 外部キー=FK | |
⑥テーブル名 | ○ | |||
⑦カラム名 | ○ | |||
⑧カラムデータ型 | ○ | カラムのデータ型 (VARCHAR、NUMBER、DATE、BLOB、LONG) |
||
⑨インデックス | ○ | インデックスは、DBにおいてフルスキャン(全検索)せずに目的のデータに素早く到達するための目次のような機能です。 |
●各断面でのアウトプットイメージ
⇒エンティティ名とその関連性を定義
↓
(図111)論理設計のイメージ
⇒概念設計に加え、属性(カラム)や主キー、外部キーも設計
(図121)
⇒物理名(データベースで扱う際の名前)やカラムの型、インデックスなどを決めます