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Windows Server バッチ処理 (Batch Scripts)

Windowsのバッチで日付(yyyymmdd形式)や時刻(hhmmss形式)を取得する方法

投稿日:2020年11月5日 更新日:

<目次>

(1) Windowsのバッチで日付(yyyymmdd形式)や時刻(hhmmss形式)を取得する方法
 (1-1) バッチで日付を取得する
 (1-2) バッチで日付を取得する(yyyymmdd形式)
 (1-3) バッチで時刻を取得する
 (1-4) バッチで時刻を取得する(hhmmss形式)

(1) Windowsのバッチで日付(yyyymmdd形式)や時刻(hhmmss形式)を取得する方法

タイムスタンプ情報(日付や時刻)はログファイルをはじめとした様々な処理で必要となりますが、バッチでの取得方法をご紹介します。

(1-1) バッチで日付を取得する

■構文
echo %date%
 
■出力例
デフォルトでは「yyyy/MM/dd」形式で出力されます。

(図111)%date%の結果が「2020/10/25」と表示されています。

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(1-2) バッチで日付を取得する(yyyymmdd形式)

■構文
set yyyyMMdd=%date:/=%
echo %yyyyMMdd%
(図121)

■説明
まず「%date%」によって「yyyy/MM/dd」形式の日付を取得する事ができます。それを発展させて、次に紹介する「置換の構文」を用いる事でスラッシュ「/」を空白に置き換えて「yyyy/MM/dd」形式を「yyyyMMdd」形式に変換します。置き換えた値を変数「yyyyMMdd」にセットし、それを出力(echo)しています。
 
■置換の構文
%[変数名]:[置換元]=[置換先]%
(例)
%date:/=%

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(1-3) バッチで時刻を取得する

■構文
echo %time%
 
■出力例
デフォルトでは「hh:mm:ss.ms」の形式で出力されます。

(図131)%time%の結果が「21:17:23.09」

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(1-4) バッチで時刻を取得する(hhmmss形式)

■構文
set hhmmss=%time::=%
set hhmmss=%hhmmss:~0,6%
 
■説明
まず1行目で%time%の結果(hh:mm:ss.ms)に対して「::=」の部分で「:」を「空白」に置き換えています(これにより「hhmmss.ms」の形式になります)。
(置換の構文)
%[変数名]:[置換元]=[置換先]%
(例)
%time::=%
 
そしてその結果(hhmmss.ms)を変数「hhmmss」に代入しています。2行目の「:~0,6」の部分で、位置0(1文字目)から6文字を切り取っています(これによりミリ秒部分を削って「hhmmss」のみになる)
(切り取りの構文)
%[変数名]:~[切り取り開始位置],[切り取り文字数]%
(例)
%hhmmss:~0,6%
 
■サンプル
@echo off
set hhmmss=%time::=%
set hhmmss=%hhmmss:~0,6%
echo %hhmmss%
(図141)

■補足

1行目の「@echo off」で実行したコマンドをコンソールに表示しないように制御しています。

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