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GitHubで「remote: Permission to XXXX denied to XXXX.」エラーが出る原因と対処

投稿日:2023年7月10日 更新日:

 

<目次>

(1) GitHubで「remote: Permission to XXXX denied to XXXX.」エラーが出る原因と対処
 (1-1) エラー事象1:Support for password authentication was removed on August 13, 2021.
 (1-2) 原因1
 (1-3) 対策1
 (2-1) エラー事象2:Permission to XXXXX.git denied to YYYY
 (2-2) 原因2
 (2-3) 対策

(1) GitHubで「remote: Permission to XXXX denied to XXXX.」エラーが出る原因と対処

(1-1) エラー事象1:Support for password authentication was removed on August 13, 2021.

リモートリポジトリに対してCommit→Pushしようとした所、下記のエラーが発生した。
(エラーメッセージ)
remote: Support for password authentication was removed on August 13, 2021.
remote: Please see https://docs.github.com/en/get-started/getting-started-with-git/about-remote-repositories#cloning-with-https-urls for information on currently recommended modes of authentication.
fatal: Authentication failed for 'https://github.com/xxx/xxxx.git/'
(図411)

(1-2) 原因1

パスワードによる認証をしようとしていたため。
パスワードによる認証は2021年8月に除去されており、PACによる認証が必要である。

(1-3) 対策1

●STEP1:PAC(Personal Access Tokenの取得)

・①「Settings」を開く
(図421)
・②「Developer Settings」を選択
(図422)
・③「Personal access tokens」→「Fine-grained tokens」→「Generate new token」
(図423)
・④必要情報を入力して「Generate Token」
(図424)

●STEP2:資格情報の修正

→資格情報マネージャーの「git:https://github.com」のパスワードを、先ほど取得したPACに置き換えて保存する
 
・①Windowsの「資格情報マネージャー」を開きます。
・②「git:https://github.com」の資格情報を選択します。
・③現在使用しているアカウントと一致しているか確認します
 
(図211)

Gitは、認証情報をキャッシュするためにWindowsの資格情報マネージャーを使用することができます。この場合、認証情報がキャッシュされているため、無効な認証情報が使用される可能性があります。
 
・④「編集」を押下
(図212)
・⑤資格情報を修正して「保存」を押下
(図213)

(2) 実施手順

(2-1) エラー事象2:Permission to XXXXX.git denied to YYYY

リモートリポジトリに対してCommit→Pushしようとした所、下記のエラーが発生した。
(エラーメッセージ)
git.exe push --progress "origin" main:main
remote: Permission to XXXXX/azure-study.git denied to Rainbow-Engine.
fatal: unable to access 'https://github.com/XXXXX/azure-study.git/': The requested URL returned error: 403
git did not exit cleanly (exit code 128) (3344 ms @ 2023/05/01 16:56:44)
(図111)

(2-2) 原因2

一般的に、このエラーメッセージはリモートリポジトリ(”origin”)にプッシュする権限がないことを示しています。リポジトリの所有者がアクセス権を設定している場合や、HTTPS認証に失敗した場合に発生することがあります。
 
私の場合の原因は、Windowsの資格情報マネージャーにて「git:https://github.com」に誤ったアカウントの認証情報がキャッシュされていた事が原因でした。

(2-3) 対策

この誤った認証情報を削除する事で、次回のPush時に改めて認証情報を入力する事ができるようになります。
 
・①Windowsの資格情報マネージャーにて「git:https://github.com」の認証情報を削除
 
(図211)
(図112)
・②再度Pushを試みると、改めて認証情報を聞かれる
(図113)
・③認証を行うとPushに成功
(図114)

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