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Java

Javaのprintfで日付の書式設定を行う方法

投稿日:2021年1月22日 更新日:

<目次>

(1) Javaのprintfで日付の書式設定を行う方法
 (1-1) printfの基本構文
 (1-2) 時刻に関するフォーマット
 (1-3) 日付に関するフォーマット

(1) Javaのprintfで日付の書式設定を行う方法

(1-1) 構文

Javaの「printf」文を使う事で、様々なフォーマットを指定して文字列の書式を整える事ができます。

printfには引数が異なる2種類のメソッドがあります。

//①
System.out.printf([フォーマット], [引数]);
//②
System.out.printf([ロケール], [フォーマット], [引数]);

 

違いはロケールの有無のみで、あとは同じです。各引数の意味は以下の通りです。

[フォーマット] 整形したい書式を指定します。

例:”X=%15f \n”
最初の「X=」は文字列で%の後ろの15が「桁数」を表しており、15桁に満たない場合は「右揃え」で左側を0埋めします。
15の後ろの「f」は「浮動小数点」のフォーマットである事を意味するため、引数には浮動小数点を与えます。また最後の「\n」は改行です。

[引数] フォーマット(書式整形)を行う対象の文字列を指定します。

目次にもどる

(1-2) 時刻に関するフォーマット

時刻のフォーマットをする場合、printfの引数[フォーマット]には「%t」を与えます。これが「日時」に関するフォーマットをするという意味になります。

そして「%t」の後ろにサフィックス(後ろに付ける文字)を与えて「どのような整形をするか?」を指定します。

(表)時刻に関する代表的なサフィックス

H 「時」の抽出
M 「分」の抽出
S 「秒」の抽出
L 時間をミリ秒で表示
N 時間をナノ秒で表示
p 「am/pm」の表示
z タイムゾーンのオフセットを表示

(サンプルプログラム)
一部、フォーマットの例をご紹介します。

import java.util.Date;

public class IT0234_PrintfTest3_1 {
    public static void main(String args[]) {

        //### Dateクラスのインスタンス化
        Date dt = new Date();

        //### 日時
        //時刻
        System.out.printf("%tT \n", dt);    //時刻
        System.out.printf("%tH \n", dt);    //時
        System.out.printf("%tM \n", dt);    //分
        System.out.printf("%tS \n", dt);    //秒
    }
}

(図121)

目次にもどる

(1-3) 日付に関するフォーマット

日付のフォーマットをする場合も時刻と同様に、printfの引数[フォーマット]には「%t」を与えます。

そしてこちらも時刻同様「%t」の後ろにサフィックス(後ろに付ける文字)を与えて「どのような整形をするか?」を指定します。

(表)時刻に関する代表的なサフィックス

A 曜日(「X曜日」と表示 )
d 日付(「XX月YY日」のYY部分のみ表示)
B 月(「XX月」と表示)
m 月(月の数字のみ)
Y
y 年の下2桁(例:2020→20)

(サンプルプログラム)
一部、フォーマットの例をご紹介します。

import java.util.Date;

public class IT0234_PrintfTest3_2 {
    public static void main(String args[]) {

        //### Dateクラスのインスタンス化
        Date dt = new Date();

        //### 日時
        //年月日
        System.out.printf("%tA \n", dt);    //曜日(「X曜日」と表示 )
        System.out.printf("%td \n", dt);    //日付(「XX月YY日」のYY部分のみ表示)
        System.out.printf("%tB \n", dt);    //月(「XX月」と表示)
        System.out.printf("%tm \n", dt);    //月(月の数字のみ)
        System.out.printf("%tY \n", dt);    //年
        System.out.printf("%ty \n", dt);    //年の下2桁(例:2020→20)
    }
}

(図131)

目次にもどる //****** プログラム用 ******//

 

//****** スクロール用 ******//

 

//****** 画像折りたたみ用 ******//

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