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Azure Microsoft

Azure Logic AppsからAzure Storageを操作する方法(access_tokenの更新を題材に)

投稿日:2023年5月28日 更新日:

 

<目次>

(1) Azure Logic AppsからAzure Storageを操作する方法(access_tokenの更新を題材に)
 (1-0) やりたいこと
 (1-1) STEP1:Azure Logic AppsからAzure Storageのデータを読み込む(Read)
 (1-2) STEP2:Azure Logic AppsからAzure Storageのデータを書き込む(Write)
 (参考) access_token更新のLogicApps全体像

(1) Azure Logic AppsからAzure Storageを操作する方法(access_tokenの更新を題材に)

(1-0) やりたいこと

以下の2パターンの処理を行いたい。
・①Azure Logic AppsからAzure Blob Storageのデータを取得する
・②Azure Logic AppsからAzure Blob Storageのデータを更新する
 
(図100)

想定用途の例
今回は「APIのアクセストークンの定期更新」を例に扱います。
(refresh_tokenを用いてaccess_tokenを更新する処理)

(1-1) STEP1:Azure Logic AppsからAzure Storageのデータを読み込む(Read)

●STEP1-1:前提条件

Azure Blob Storageに読込み/書き込みを行うcsvが格納されている事。
(図101)
中身はaccess_tokenやrefresh_tokenの値だけを記述したテキスト
(図102)

●STEP1-2:BLOBへの接続&ファイルへのアクセス

・①操作「Azure Blob Storage」を選択
(図111)

・②アクション「BLOBコンテンツを取得する」を選択
(図112)

・③接続に必要な情報を入力
(図114)

(表)
接続名 任意の名前を入力
認証の種類 「Access Key」を選択
Azure Storageアカウント名またはBLOBエンドポイント Storage Account名を入力
Azure Storageアカウントのアクセスキー Key1を入力
(図115)Key1はこの値です

・④アクセスするBLOBの情報を指定
(図116)

(補足)
右側のフォルダアイコンから辿る事が出来ます
(図117)

●STEP1-3:ファイルのデータへのアクセス

後続のステップで使用する際は「動的なコンテンツ」→「ファイルコンテンツ」を指定
(図121)

(1-2) STEP2:Azure Logic AppsからAzure Storageのデータを書き込む(Write)

読み込みの時と殆ど同じなので、さらっと記載のみ。

●STEP2-1:BLOBへの接続&ファイルへのアクセス

・①アクション「BLOBを更新する」を選択
(図211)
・②更新するBLOBの情報を指定
読み込み時と異なり「BLOBコンテンツ」に更新対象のデータを指定します。例では、前工程のhttpリクエストを「JSON解析」した結果を指定しています。
(図212)例

(参考) access_token更新のLogicApps全体像

オマケですが、LogicAppの全体像と各アクションの概要を掲載。
(図311)

(表)
■アクション ■概要
繰り返し アクセストークンが一定時間で切れるため、定期的に更新。
BLOBコンテンツを取得する (V2) access_token 現在のaccess_token値を取得する
BLOBコンテンツを取得する (V2) refresh_token 現在のrefresh_token値を取得する
HTTPリクエスト 現在のaccess_tokenとrefresh_tokenを使用して、新しいaccess_tokenを取得するAPIをコール
JSONの解析 APIのレスポンスをパース
BLOBを更新する (V2) access_token 新しいaccess_token値をBLOBに書き込む
BLOBを更新する (V2) refresh_token 新しいrefresh_token値をBLOBに書き込む
この仕組みのより詳細な内容を知りたい方は、下記でご紹介していますので、よければご覧ください。
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