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IT技術 (Technology)

Postmanの使い方を初めての方向けにご紹介

投稿日:2022年3月28日 更新日:

 

<目次>

(1) Postmanの使い方を初めての方向けにご紹介
 (1-1) Postmanとは?
 (1-2) PostmanのConnection画面(≒APIテスト機能)の見かたや主な設定について

(1) Postmanの使い方を初めての方向けにご紹介

本記事ではPostmanを初めて使う方に向けて、画面の見方・基本機能についてご紹介致します。

(1-1) Postmanとは?

まずはPostmanとは何か?や、インストール方法、Hello World(試しにPostmanでAPIコール)といった内容を知りたい方は下記の記事を参照頂けたらと思います。
 
(参考)APIの難しい部分を吸収し、手軽に検証するためのツール(Postman)をご紹介

以降は、既にインストール頂いた方向けに、基本画面の主な機能についてご紹介させて頂きます。

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(1-2) PostmanのConnection画面(≒APIテスト機能)の見かたや主な設定について

Postmanの左メニューの「Connection」ではAPIの接続を実際にテストするための様々な便利機能が提供されています。
 
Connectionのメイン画面は次のようになっています。下図の#1~#12の項目について、それぞれ簡単ですがご紹介していきます。
 
(図100)

●#1~#4:APIの疎通時の必要最低限の項目

(図111)#1~#4は必須項目

(表1)

No 要求/応答 概要 説明
1 リクエスト 「Collection」のツリー表示 Postmanでは、APIの定義をまとめて保存したものを「Collection」と呼んでいます。Collectionの配下に、個別のAPI接続の定義を作っていきます。左ペインでこれらがツリー状に一覧表jされています。
2 リクエスト メソッド選択 GET、POSTなどのリクエストのメソッドを選択します。
(例)
GET=SQLのSELECT相当
POST=SQLのINSERT相当
DELETE=SQLのDELETE相当
PUT=SQLのUPDATE相当
3 リクエスト URL APIのURLを入力します。

クエリパラメータ等は下の入力エリア(「Params」タブ→「Query Params」)に入力すれば、自動反映されます。

4 リクエスト Paramsタブ クエリパラメータを付加して実行する際に指定します。
こちらの例の場合、郵便番号(zipcode=221-0866)がクエリパラメータです。

●#5:Authorizationタブ

(図112①)様々な認証方式が選択できます

(図112②)以下はBasic認証の例です。

(表2)

No 要求/応答 概要 説明
5 リクエスト Authorizationタブ APIの利用に各種認証が必要な場合に、ここで必要な情報をセットできます。

認証の方式はプルダウン選択で切替えが可能で、例えば「Basic Auth」を選択すると、その右側の欄に「ユーザーID」と「パスワード」による認証が可能です。

これらの認証情報は、一般的にはHTTPリクエストのヘッダー部にセットされる内容になります。

●#6:Headerタブ

(図113)基本的なHeaderはPostmanにて自動生成してくれます↓

(表3)

No 要求/応答 概要 説明
6 リクエスト Headersタブ HTTPリクエストのヘッダー部に相当する情報をセットします。

ヘッダー部には、基本的なデータ(例:Host、User-Agent、Accept、Accept-Encodingなど)は自動で生成してくれており、その上で追加で必要なデータを追加します。

●#7:Bodyタブ

(図114①)JSONデータを指定した例

(表4)

No 要求/応答 概要 説明
7 リクエスト Bodyタブ リクエストのボディ部に相当する情報をセットします。

ボディ部は様々な形式で指定が可能で「form-data」のようにKEY-VALUEで指定したり、「raw」のようにHTMLやJSONで直接指定したり、「binary」でバイナリファイル(csvとか)を付加する事もできます。

下図は「raw」でJSONを指定した例です。

●#8~#9:テスト

(図115)APIに対して、簡単なテスト用のプログラムを定義&実行できます

(表5)

No 要求/応答 概要 説明
8 リクエスト Testタブ PostmanではAPIの実行結果に対して、様々なテストを実行する事が可能ですが、そのテストで行う処理をこのTestタブにて記述する事ができます。

下記サンプルはHTTPレスポンスのステータスコードが「200」(正常応答)である事をチェックするための、テストコードです。

pm.test(“Status test”, function () {
    pm.response.to.have.status(200);
});

9 レスポンス Testタブ リクエスト部の「Test」タブで定義したテストを実行すると、レスポンス部の「Test Result」タブ欄にその結果が表示されます。

(動画115②)

●#10~#12:応答の内容表示(ボディやヘッダー)

(図116①)#10は応答のボディ

(図116②)#11は応答のヘッダー

(表6)

No 要求/応答 概要 説明
10 レスポンス Bodyタブ レスポンスのボディ部(応答のメインとなるデータ)が見れます。
こちらの例では、郵便番号に紐付く住所情報がJSON形式で返却されます。
11 レスポンス Headerタブ レスポンスのヘッダー部が見れます。
例えば「Content-Type」(Textなのか、csvなのか、jsonなのか、htmlなのか等)
12 レスポンス 右上の情報 右上の部分ではHTTPステータスコード(200=正常、500=サーバ内部エラーなど)が表示されます。ここで、結果が成功なのか失敗なのかを一目で確認できます。

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