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GitHub Linux

GitHubのアカウント作成の手順と初期設定をご紹介

投稿日:

 

<目次>

(1) GitHubのアカウント作成の手順と初期設定をご紹介
 (1-1) STEP1:GitHubアカウント作成
 (1-2) STEP2:SSH Keyの設定

(1) GitHubのアカウント作成の手順と初期設定をご紹介

(1-1) STEP1:GitHubアカウント作成

●①GitHubのアカウント作成ページにアクセス
 
●②必要情報の入力
画面の指示に従って入力頂ければ特段問題ありませんが、1点だけ大事な点として「UserName」の項目はご自身のGitHubのURLの文字列に含まれる値になる重要な値ですので、その点だけ留意頂けたらと思います(実質的に変更が不可)。
 
(図111)
●③作成
・入力が出来たら「Create Account」を押下すると、アカウントが作成されて、ログインした状態でご自身のアカウントの画面に遷移します。
 
(図112)
(図113)ログインした状態になっている
・質問に答えて「Complete Setup」を押下してセットアップを完了します。
(図114)
●④アドレスの認証
登録したメールアドレス宛に確認のメールが飛ぶので、メールの「Verify emal address」のボタンを押下します。
 
(図115)メールアドレスによる認証を要求してきます

(図116)認証完了

(1-2) STEP2:SSH Keyの設定

GitHubのリポジトリ操作をコマンドで行う場合は、SSH接続(クライアント―サーバ間の通信プロトコル)による「公開鍵認証」(⇒★公開鍵vs共通鍵)を行います。「公開鍵認証」の流れについては下記の記事でもご紹介していますが、情報の受信側(我々)の方で鍵ペア(公開鍵+秘密鍵)を作成しておき、公開鍵についてはGitHubに登録する事で、セキュアなリモート操作が可能になります。以降はその設定方法の手順をご紹介します。
 
⇒(参考)公開鍵認証と共通鍵認証の違いや特徴について(⇒★公開鍵vs共通鍵)
 
(図120)
●手順1:接続元(クライアント側)でSSHキーの作成
SSHの認証キーはいくつかの公開鍵のアルゴリズムをサポートしており、その中に「RSA」アルゴリズムも含まれています(素因数分解の難解性を利用したアルゴリズム)。今回は次のコマンドを使って鍵を生成します。
 
(コマンド)
$ ssh-keygen -t rsa -C XXXXX@gmail.com
コマンドを実行すると「①格納パスの指定」⇒「②パスフレーズの入力」⇒「③パスフレーズの再入力」とプロンプトが出ます。①格納パスは変更の必要なければそのまま「Enter」を押下してOKです。
 
(図121)
 
(例)コマンド実行結果
Generating public/private rsa key pair.
Enter file in which to save the key (/home/admin/.ssh/id_rsa):
Enter passphrase (empty for no passphrase):
Enter same passphrase again:
Your identification has been saved in /home/admin/.ssh/id_rsa.
Your public key has been saved in /home/admin/.ssh/id_rsa.pub.
The key fingerprint is:
9c:b7:84:21:20:9b:49:f2:bc:dc:73:47:44:0c:43:e6 XXXXX@gmail.com
The key's randomart image is:
+--[ RSA 2048]----+
~以下省略~
実行結果のうち、以下の行の「id_rsa」が秘密鍵で、「id_rsa.pub」が公開鍵になります。
Your identification has been saved in /home/admin/.ssh/id_rsa.
Your public key has been saved in /home/admin/.ssh/id_rsa.pub.
実際に見てみると、先ほどのディレクトリに証明書が格納されている事が確認できました。
 
(図122)
 
●手順2:公開鍵を接続先(GitHub)に登録
次に公開鍵をGitHubに登録します。
 
・①まずは先ほど鍵を作った際の結果に表示されていた「公開鍵」の格納場所に移動(cdコマンド)します。
 
$ cd /home/admin/.ssh/
 
・②次に「公開鍵」の内容を控えます(catコマンドで開いて内容をコピー)
$ cat id_rsa.pub
(図123)
 
・③GitHubにログインして、右上のアイコンメニュー「Settings」⇒「SSH and GPG Keys」を選択します。
(図124)
 
・④「New SSH key」を押下します。
(図125)
 
・⑤任意の「Title」を入力し、「Key」には先程コピーした公開鍵の値を貼り付けて「Add SSH key」ボタンを追加します。
 
(図126)①

(図126)②パスワード認証
(図126)③
 
これにより、GitHubからの通信は「公開鍵」で暗号化され、受け取った通信はこちら側で保持する「秘密鍵」で複合化できるため、セキュアな通信ができます。
 
●手順3:動作確認
最後に、疎通確認として次のコマンドでSSH接続できているか?を確認します。
 
(コマンド)
$ ssh -T git@github.com
 
(図131)
(例)実行結果
[admin@ik1-336-28337 .ssh]$ ssh -T git@github.com
The authenticity of host 'github.com (13.114.40.48)' can't be established.
RSA key fingerprint is XXXXXXXXXXXXX.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes
Warning: Permanently added 'github.com,13.114.40.48' (RSA) to the list of known hosts.
Enter passphrase for key '/home/admin/.ssh/id_rsa':
Hi Rainbow-Engine! You've successfully authenticated, but GitHub does not provide shell access.
 

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  1. […] 参考:Githubの設定 […]

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