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Windows Server

hostsファイルの役割+IISとDNSの名前解決の関係性

投稿日:2021年3月25日 更新日:

<目次>

(1) hostsファイルの役割+IISとDNSの名前解決の関係性
 (1-1) はじめに
(2) hostsの利用例①:開発中のアプリをローカルでテストする
 (2-1) 検証①:hostsファイルの追記のみ
 (2-2) 検証②:IISの設定のみ
 (2-3) 検証③:hostsファイルの追記&IISの設定の両方を実施
 (2-4) まとめ
(3) hostsの利用例②:有害なサイトを見れなくする
 (3-1) 検証①:hostsファイルの追記のみ
 (3-2) 検証②:IISの設定のみ
 (3-3) 検証③:hostsファイルの追記&IISの設定の両方を実施

(1) hostsファイルの役割+IISとDNSの名前解決の関係性

(1-1) はじめに

本記事ではWindowsの「hostsファイルの役割」を実際の例を交えてご紹介します。

IIS(Webサーバ)とDNSによる名前解決(ホスト名/ドメイン名からIPを割り出す)の関係性についても見ていきます(お互いがどのように協力しあってWebアプリを公開しているか?)。

以降では、hostsファイルの実際の利用シーンを2つご紹介します。

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(2) hostsの利用例①:開発中のアプリをローカルでテストする

Webアプリの開発中は、実際にブラウザからどのように見えるか❓を確認できると非常にスムーズと思いますが、hostsファイルを利用する事で手軽に「ローカルから任意のドメイン名でサイトにアクセス」してページの表示を確認する事ができます。

例として、ASP.NET Webアプリケーション(MVC5 .Net Framework 4.7)を「abcdefghijk.com」というドメインで公開したいとします。

(表)

アプリケーションの種類 ASP.NET Webアプリケーション
(MVC5 .Net Framework 4.7)
公開に使用したいドメイン名 abcdefghijk.com
特にドメインの設定をしていない状態では、当然ながら名前解決が出来ずに、ページの表示できません。
 
(図201)

この状態から以下の対応をしていく事で、ローカルのブラウザから画面の表示状態がどのように変化していくか?を順を追ってご紹介します。
 
・hostsファイルの追記(IPアドレス&ドメイン名を登録)
・IISの設定(「Webサイトの追加」で作成したASP.NETアプリを設定)

(2-1) 検証①:hostsファイルの追記のみ

検証①はIISの設定はせず、hostsファイルにIPアドレス&ドメイン名を登録しただけの状態です。

■hostsファイルの追記
今回は実存するIP(このサーバ自体)を指定します(⇒名前解決は出来る)。

(図211)

■「http://abcdefghijk.com」の疎通結果
名前解決はできるものの、IISの設定を行っていないため、ドメインに紐づくWebページが見つからず404エラーになりました。
 
(図212)
 

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(2-2) 検証②:IISの設定のみ

検証②はhostsファイルに書き込みせず、IISの設定のみを行った状態です。そのため、先ほど定義したhostsファイルは一旦コメントアウトします。

(図221)

■IISの設定

 

(図222)①



(図222)②

■「http://abcdefghijk.com」の疎通結果

アプリの表示以前に「名前解決」が出来ないため「このページは表示できません」と表示されています(初期状態と変わらない)

(図223)

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(2-3) 検証③:hostsファイルの追記&IISの設定の両方を実施

両方の対応を行う事で、初めてドメイン「abcdefghijk.com」を指定して、作ったASP.NETのWebアプリに接続できます。

■hostsファイルの追記
(図231)

■IISの設定
(図232)

■「http://abcdefghijk.com」の疎通結果
(図233)

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(2-4) まとめ

結果をまとめると、次のような結果になりました。

(表)

パターン hostsファイルの追記 IISの設定 表示結果
何もしない ×(なし) ×(なし) ×:このページは表示できません
パターン① ○(あり) ×(なし) ×:404エラー
パターン② ×(なし) ○(あり) ×:このページは表示できません
パターン③ ○(あり) ○(あり) ○:200成功(正常に表示)

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(3) hostsの利用例②:有害なサイトを見れなくする

例えば自宅のPC等で、小さな子供に見てほしくないサイト等がある場合などに、hostsファイルが非常に役に立ちます。hostsファイルにて閲覧禁止したいサイトのURLを、存在しないIPアドレスに名前解決するようにhostsファイルを設定する事で、ページを見れなくする事ができます。

例として「tennis-database.com」を自宅PCからアクセス不可にしたいとします(※あくまで例です。このサイトは危険でも何でもなく、むしろ私が昔JSP/Servletで作ったサイトなので、本音はアクセスして欲しいですが・・笑)

(図301)初期状態ではこんな画面が表示されます・・✨(笑)

(3-1) 検証①:hostsファイルの追記のみ

検証①はIISの設定はせず、hostsファイルにIPアドレス&ドメイン名を登録しただけの状態です。

■hostsファイルの追記
今回は実存するIP(このサーバ自体)を指定します(⇒名前解決は出来る)。
(図311)

■「http://tennis-database.com」の疎通結果
名前解決はできるものの、IISの設定を行っていないため、ドメインに紐づくWebページが見つからず404エラーになりました。
(図312)

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(3-2) 検証②:IISの設定のみ

検証②はhostsファイルに書き込みせず、IISの設定のみを行った状態です。

■IISの設定

(図321)

■「http://tennis-database.com」の疎通結果

アプリの表示以前に「名前解決」が出来ない(ダミーのIPに誘導できない)ため、元々のページが表示されています(初期状態と変わらない)

(図322)

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(3-3) 検証③:hostsファイルの追記&IISの設定の両方を実施

両方の対応を行う事で、初めて「tennis-database.com」へのアクセスを抑止し、ダミーのサイトを表示する事に成功しました。

■hostsファイルの追記
(図331)

■IISの設定
(図332)

■表示結果
ダミーのサイトが表示されています。
(図333)

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