Rainbow Engine

IT技術を分かりやすく簡潔にまとめることによる学習の効率化、また日常の気付きを記録に残すことを目指します。

VBA

VBAでシートをループする方法について

投稿日:2021年11月30日 更新日:

 

<目次>

(1) VBAでシートをループする方法について
 (1-1) 構文
 (1-2) サンプルプログラム

(1) VBAでシートをループする方法について

VBAの処理でブック内の「シートを順番にループ」していく方法をご紹介します。
(図111)やりたい事のイメージ

(1-1) 構文

少し長いですが、シートをループするための構文は以下の通りです(後ろで説明を記載しています)。

(構文)
    '#1.各シートをループ
    For i1 = 1 To [シート総数]
	
        '#1-1.ループ対象のシートに該当するか?のチェック
        If ThisWorkbook.Worksheets(i1).Name = "QA分析チーム" Or _
            ThisWorkbook.Worksheets(i1).Name = "品質分析チーム" Or _
            ThisWorkbook.Worksheets(i1).Name = "商品開発チーム" Then

            '# 対象シートを変数wTmpにセット
            Dim wTmp As Worksheet: Set wTmp = ThisWorkbook.Worksheets(i1)

            '#1-1-1.各シートに対する処理
				
            '#### ココに処理を記述 ####
            '#### ココに処理を記述 ####
            '#### ココに処理を記述 ####
                
        End If
    Next i1
(図112)
 

●構文説明

上記の構文について、順を追って説明します。

・①シート数だけループ
一番外のforループについて、構文では省略していますが、まずはシートの総数を取得して、その数だけforループしています。
 
    '#1.各シートをループ
    For i1 = 1 To [シート総数]

        '### ループの中身 ###

    Next i1
 

・②ループ対処のシートに該当するか?のチェック

次にif文でループしたい対象のシートか?を判定しています。ここは本来、対象シートを別で一覧保持して、それを読み込むべきですが、今回は簡単のため対象を直書きしてしまっています。また、対象に該当する場合は「wTmp」変数に値をセットしています。
 
    '#1.各シートをループ
    For i1 = 1 To [シート総数]

        '#1-1.ループ対象のシートに該当するか?のチェック
        If ThisWorkbook.Worksheets(i1).Name = "QA分析チーム" Or _
            ThisWorkbook.Worksheets(i1).Name = "品質分析チーム" Or _
            ThisWorkbook.Worksheets(i1).Name = "商品開発チーム" Then

            '# 対象シートを変数wTmpにセット
            Dim wTmp As Worksheet: Set wTmp = ThisWorkbook.Worksheets(i1)
            
            '### ループの中身 ###
            
        End If
    Next i1

(1-2) サンプルプログラム

実際に動作するサンプルプログラムをご紹介します。以下にブックを添付しているので、初めての方は実際に動かしてみて頂けたらと思います。

 
(サンプル)

Sub LoopMultipleSheets()
    '#0-1.シートループの準備
    Dim WS_Count As Integer     'ブック中の総シート数を保持する変数
    Dim i1 As Integer           'シートループ用の変数
    
    ' WS_Countにブックの総シート数をセット
    WS_Count = ThisWorkbook.Worksheets.Count
    
    '#0-2.集約先のシート準備
    Dim wMerge As Worksheet: Set wMerge = ThisWorkbook.Worksheets("集約シート")
    ' 集約先シートの明細開始行
    Dim counter As Integer: counter = 6
    
    '#0-3.集約先シートの古い値をクリア
    Dim i0 As Integer           'ループ用の変数
    For i0 = 6 To 1000
        '# 最終行を検知したらループを抜ける
        If wMerge.Cells(i0, 3).Value = "E" Then
            Exit For
        End If
        '# 各行毎に値クリア
        Dim row As String: row = "C" & i0 & ":N" & i0
        wMerge.Range(row).ClearContents
    Next
    
    '#1.各シートをループ
    For i1 = 1 To WS_Count
        '# デバッグ用
        'Debug.Print ThisWorkbook.Worksheets(i1).Name
        '#1-1.ループ対象のシートに該当するか?のチェック
        If ThisWorkbook.Worksheets(i1).Name = "QA分析チーム" Or _
            ThisWorkbook.Worksheets(i1).Name = "品質分析チーム" Or _
            ThisWorkbook.Worksheets(i1).Name = "商品開発チーム" Then
            '# デバッグ用
            'Debug.Print ThisWorkbook.Worksheets(i1).Name
            '# 対象のシートを変数にセット
            Dim wTmp As Worksheet: Set wTmp = ThisWorkbook.Worksheets(i1)
            '#1-1-1.対象シートの行をループ
            For j1 = 6 To 1000
                '# 最終行を検知したらループを抜ける
                If wTmp.Cells(j1, 3).Value = "E" Then
                    Exit For
                End If
                
                '#1-1-1-1.各値を転記
                ' Category1~3の転記
                wMerge.Cells(counter, 1).Value = wTmp.Cells(j1, 1).Value
                wMerge.Cells(counter, 2).Value = wTmp.Cells(j1, 2).Value
                wMerge.Cells(counter, 3).Value = wTmp.Cells(j1, 3).Value
                wMerge.Cells(counter, 4).Value = wTmp.Cells(j1, 4).Value
                wMerge.Cells(counter, 5).Value = wTmp.Cells(j1, 5).Value
                wMerge.Cells(counter, 6).Value = wTmp.Cells(j1, 6).Value
                ' 担当者
                wMerge.Cells(counter, 9).Value = wTmp.Cells(j1, 9).Value
                ' 開始予定、終了予定、開始実績、終了実績
                wMerge.Cells(counter, 10).Value = wTmp.Cells(j1, 10).Value
                wMerge.Cells(counter, 11).Value = wTmp.Cells(j1, 11).Value
                wMerge.Cells(counter, 12).Value = wTmp.Cells(j1, 12).Value
                wMerge.Cells(counter, 13).Value = wTmp.Cells(j1, 13).Value
                counter = counter + 1
                
            Next j1
        End If
    Next i1
End Sub
(図113)
(操作動画)
 

Adsense審査用広告コード


Adsense審査用広告コード


-VBA

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

VBAでフォルダを再帰的に検索する方法について

  <目次> (1) VBAでフォルダを再帰的に検索する方法について  (1-1) 構文  (1-2) サンプルプログラム (1) VBAでフォルダを再帰的に検索する方法について VBAでフ …

VBAでマウスを自動操作する方法~自動打鍵を目指して~

<目次> (1) VBAでマウスを自動操作する方法  (1-1) マウス操作のために利用する仕組み  (1-2) 構文(HelloWorld)  (1-3) サンプルプログラム (1) VBAでマウス …

VBAでファイルやフォルダの存在チェックを行う方法

<目次> (1) VBAでファイルやフォルダの存在チェックを行う方法  (1-1) 構文  (1-2) サンプルプログラム (1) VBAでファイルやフォルダの存在チェックを行う方法 (1-1) 構文 …

VBA・VB(VB.NET)・VBSの違いやそれぞれの特徴について

  <目次> (1) VBA・VB(VB.NET)・VBSの違いやそれぞれの特徴について  (1-1) VBA  (1-2) VB.NET  (1-3) VBS  (1-4) 三者の比較表 …

VBAによる郵便番号の正規表現マッチ確認関数&置換関数の作成

  (0)目次&概説 (1) 正規表現とは (2) 正規表現はどのような場面で利用される? (3) VBAによる正規表現の簡易チェックツール  (3-1) 郵便番号を抽出したい  (3-2) …

  • English (United States)
  • 日本語
Top