＜目次＞
(１) ODBCドライバとは？ODBCドライバーやJDBCとの違いについて
(１-１) ODBCドライバとは？
(１-２) ODBCドライバマネージャーとは？
(１-３) Windowsでの設定確認方法
(１) ODBCドライバとは？ODBCドライバーやJDBCとの違いについて
(１-１) ODBCドライバとは？
ODBC機能の呼び出しを行うためのライブラリで、データベースへのSQLリクエストを連携し、結果をアプリケーションに返却します。その際にアプリからのリクエストがDBの規則に沿うように補正を行います。
例として、例として、OracleではODBCドライバはDLL群（ダイナミックリンクライブラリ）として提供されており、Windowsなら例えば「SQORA32.dll」や「MSODBCSQL17.dll」、Unixなら「libsqora.so.XX.1」（XXはバージョン）等の名称でOS内に配置されています。
（図１１１）ODBCドライバーの全体アーキテクチャイメージ
（図１１３）SQLServer × Windowsの例
SQLServerデータベースの「ODBCドライバ」にあたる「MSODBCSQL17.dll」がある様子です。
（図１１４）Oracle × Linuxの例
Oracleデータベースの「ODBCドライバ」にあたる「libsqora.so.XX.1」がある様子です。
（参考）
■System32とは
次に示す用途のファイルが格納されています。しかし、32bit時代のアプリを64bit用にコンパイルしても、ディレクトリが変わらずのままで、32bit用フォルダなのに64bit用のファイルが格納されている事も稀ではない。
・システムファイル
・プログラムが使用する「DLL」ライブラリ
・WindowsOSの一部の「.exe」ファイル
■SysWOW64とは
このフォルダは、64bitOS上で32bitのアプリケーションを動かすための機能を備えています。具体的にはアプリを動かす際に、正しい資産を見に行くようにリダイレクトする機能が付いています。
(１-２) ODBCドライバマネージャーとは？
ODBCドライバをアプリケーションに代わってロード／アンロードする役割を果たします。
DLL等で提供されており、例としてWindowsなら「odbc32.dll」、Linuxなら「libodbc.so」等の名称でOS内に配置されており、透過的です（普段は無意識に使えてる人も多いのでは）。
（表）ODBCドライバーマネージャーの役割
| ① | DSN名の名前解決 |
| ② | ODBCドライバーのロード・アンロード |
| ③ | ODBC機能の呼び出し／ドライバーへの連携 |
（図１４５）SQLServer × Windowsの例
(１-３) Windowsでの設定確認方法
Windowsの場合はODBCドライバーやODBCドライバーマネージャーの設定を「ODBCデータソース」の画面から確認する事ができます。
（図１１２）上がODBCドライバーで下がドライバーマネージャー
